パリッとジューシー!フランクフルトBest5|ウィンナーとの違いや調理法をプロが解説
焼いても、茹でてもおいしいフランクフルトは冷蔵庫に欠かせない食材。店頭には数多くのフランクフルトが売られているが、はたして本当に美味しい商品はどれなのか。そこで、スーパーに並ぶ数あるおなじみの商品を専門家が試食。1~5位までランキングを作ってもらった。買い物をする際の参考にして欲しい。
私たちが食べ比べました!
河野真希さん/料理研究家
効率的かつ満足度の高いレシピを発信。
坂本健将さん/手づくりハム工房バルツバイン 代表
ドイツ国際コンテストで金メダルを受賞。
村上武士さん/現代ソーセージ研究家
世界のソーセージ製造販売店『hayari』代表。
桃世真弓さん/料理研究家
体と家計にやさしい「スーパーエコご飯」を提唱。
【審査方法】
1品を識者4名で審査。順位は「総合的なおいしさ」の合計点(1人10点、40点満点)で決定。表は4つの観点を各10点満点で採点し、各平均点を表したものです。
※価格、内容量はすべて編集部調べです。
※商品のパッケージや内容量が変更になっている商品もあります。
※コメント内の(河)は河野真希さん、(坂)は坂本健将さん、(村)は村上武士さん、(桃)は桃世真弓さんを示します。
本当においしいフランクフルトBEST5!
【5位】伊藤ハム まるごと美味しいフランクフルト(285g(標準8本)/594円)
★食のプロ評価10点 パリッと感5.8 ジューシー感2.5 歯ごたえ2.8 香り2.5
天然腸使用だが味と香りともにいまひとつ
「つなぎなど肉以外の味が口の中に広がる」(桃)。「肉の臭みが気になる。小ぶりなのでアメリカンドッグと相性がいいかも」(河)。「味も食感も物足りない。味・香り・食感に統一感がない」(村)。
【4位】プリマハム ジョンソンヴィルオリジナルスモーク(360g/646円)
★食のプロ評価19点 パリッと感6.8 ジューシー感7.0 歯ごたえ4.8 香り4.8
味は甘めでプロ同士でも人気が二分
「皮が硬いが、肉の味がしっかりしてジューシーでおいしい」(桃)。「柔らかくて肉汁が広がる」(河)。「甘すぎる。脂の質もイマイチ」(坂)。「舌にだるさを感じるほど糖類が強い」(村)。
【3位】セブンプレミアム あらびき上級ポークフランク(300g(標準10本)/321円)
★食のプロ評価21点 パリッと感6.0 ジューシー感5.5 歯ごたえ5.0 香り5.0
コスパはGOOD!
「肉感が柔らかめ。全体的にバランスがとれている」(河)。「皮が硬く、後味にえぐみがある。脂もまとわりつくようなくどさ」(桃)。「甘すぎる。食感もあまりよくない」(坂)。「甘みとうまみ調味料がどちらも強すぎる」(村)。
【2位】イオントップバリュ あらびきポークフランクスモーク(340g/537円)
★食のプロ評価22点 パリッと感7.0 ジューシー感5.0 歯ごたえ6.3 香り4.5
バランスのとれたスパイス感があとをひく
「スパイシーでジューシー、脂のにおいも気にならない」(桃)。「スパイスの香りが強い」(河)。「ほどよいスパイス、ほどよい燻香で特徴がないのが特徴」(村)。
【1位】伊藤ハム フランクフルターブラートヴルスト スモーク(330g/645円)
★食のプロ評価30点 パリッと感6.5 ジューシー感5.8 歯ごたえ5.3 香り4.8
肉の味がしっかりで何度でも食べたくなる旨さ!
「肉の味が感じられ、脂の嫌な感じも少ない」(坂)。「あらびき感と皮のパリッと食感が楽しい」(河)。「うまみ調味料は強いが全体のバランスがとれている」(村)。「皮の食感とジューシー感が◎。穏やかな味に好みが分かれるかも」(桃)。
フランクフルトとウインナーの違いとは
違いは太さ!
「ウインナーは羊腸または太さ20mm未満、フランクフルトは豚腸または太さ20~36mm未満のものです。ちなみに『ソーセージ』とは、主に肉類を調味して腸などのケーシングに詰め、加熱や乾燥をしたウインナーやフランクの総称。ケーシングには天然腸と人工腸(コラーゲンケーシング)がありますが、天然腸が必ずおいしいとは限りません」(村)