医師が愛飲している「手羽先コラーゲンスープ」レシピ 激務に負けない体作りは食事から
食品の持つ力をさらに高め、体への吸収を促す最強食・スープ。誰よりも病気に詳しく、日々、激務に対峙する医師も食卓にスープを取り入れていた―医学的根拠にもとづいた“究極の一杯”を拝見!
メリットしかないのがスープ
「食材をスープとして食べることは、女性にとってメリットばかりです」
そう語るのは、あいこ皮フ科クリニック院長で美容皮膚科医の柴亜伊子さんだ。
「ほとんどの食材は煮込むことでやわらかくなり、体に吸収されやすくなります。加熱によって一部の栄養は外に流れ出てしまいますが、スープにすれば、余すところなく栄養を摂ることができる。その上、スープはお腹の内側から体を温めてくれるため、血流が改善されて、胃や腸の働きも活発になる。特に女性は体が冷えやすいため、温かいスープを日常的に摂ることは大切です」(柴さん・以下同)
美容皮膚科医がオススメ!「手羽先コラーゲンスープ」
スープ好きの柴さんが推奨するのは、「手羽先コラーゲンスープ」だ。
「手羽先には動物性たんぱく質であるコラーゲンがたっぷり含まれています。コラーゲンを普段からしっかり摂取している人は、肌がきれいでしわも少ない。スープとして丸ごと手羽先を煮込むため、軟骨部分にたっぷり含まれる、肌の弾力性を保つ役割を果たすコンドロイチンもしっかり摂取できる。骨からしみ出るカルシウムやマグネシウムなどのミネラルも残さずしっかり飲み干せるから、骨粗しょう症予防効果にもなります」
手羽先のスープをベースに煮込む野菜を季節ごとに変えたり、お米を入れて雑炊にしたりとさまざまなバリエーションを楽しむこともできる。
「スープだけを白湯の代わりに飲むことで、お肌のハリとツヤを取り戻した人もいました」 そう言って微笑む柴さんの顔はしわも少なく激務に負けない美肌を保っていた。
「手羽先コラーゲンスープ」で期待できる効果
【肌のツヤとハリが増加】
皮膚の深層部を構成するたんぱく質のコラーゲンは、肉や魚の骨のまわりに多く含まれる。特に手羽先は含有量が多い上、コラーゲンは水溶性のためスープにして煮汁まで残さず摂るとよい。
「手羽先コラーゲンスープ」の作り方
鶏の手羽先を丸ごと煮込むことで、溶け出したコラーゲンも丸ごと摂取できる。
【作り方】(2人分)
【1】鍋に、鶏手羽先1パック(4~5本・約240~300g)、スライスしたしょうが1片分(約12g)、長ねぎ(青い部分)1本分(約40g)、水5カップ、塩・こしょう各適量を入れて強火にし、煮立ったら中火にして途中あくを取りながら15分ほど煮る。
【2】器に、【1】を盛りつけていただく。お好みでしょうゆやみじん切りにした万能ねぎ各少量を入れてもOK。
教えてくれた人
柴亜伊子さん/あいこ皮フ科クリニック院長・美容皮膚科医
撮影/矢口和也
※女性セブン2021年10月28日号
https://josei7.com/
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