由紀さおりさん、白くくすみのない美肌の秘密5つ「顔筋マッサージ」「マスクでも必ず口紅を…」
’19年にデビュー50周年を迎えた由紀さおりさん。今年YouTube「由紀チャンネル」を開設し、ますます精力的に活動中だ。透き通る歌声、そして抜けるように白くくすみのない肌――。その美肌の理由を単刀直入に尋ねてみた。
1.由紀さおりさん美肌の秘密「顔筋マッサージ」
凜として透明感のある唯一無二の音色。由紀さおりの歌声には、心が洗われるような清涼感がある。
そして、抜けるように白くくすみのない肌も、彼女の“音色”を体現しているかのようだ。その美肌を維持する秘訣は何か、単刀直入に尋ねると…。
「それがわかっていれば苦労しませんよ。秘術を尽くしてメイクしているといったらいいかしら」と、笑う。
「でも、あえて言うなら7〜8年前から通っている『顔筋マッサージ』のおかげじゃないでしょうか。顔の表情が固まらないようにリンパを流す施術で、とにかく痛いんですよ。2週間以上空けてしまうと、耳まわりのリンパが集まるツボが痛くなってきます」(由紀・以下同)
2.汚れをきちんと落とすことが重要
自宅のスキンケアでは、くすまないよう、汚れをきちんと落とすことが何より重要だという。
「たとえば、お化粧を落とした後は、エステサロンなどで使うクレンジングマッサージクリームで顔全体をやさしくマッサージしてから洗い流すようにしています」
この商品は、デビュー当時からのつきあいである元資生堂美容室勤務の友人が送ってくれているという。
「彼女は、『いつまでも頑張ってきれいでいてね』と言って、いろんな種類のスキンケア商品を送ってくださいます。
私は、その中から自分に合ったものを選んでいるだけです。世の中には本当にすごい数の化粧品があるんだなあと感心しながら(笑い)。
とはいえ、10年来使っている基礎化粧品は市販のものですし、ドラッグストアなどで売っている目元・口元のパックシートを使うこともあります。お手頃なものですが、これがなかなかいいんですよ」
3.マスクでも出かけるときは必ず口紅を
1本数万円もするような高価な化粧品は使わないが、しみやそばかすができ始めたら、すぐに皮膚科で処置をしてもらうなど、日々、自分の肌を観察することも欠かさないという。
その姿勢はコロナ禍のいまも変わらない。
「私、マスクで顔が隠れていても、出かけるときは必ず口紅をつけます。何か飲むのにマスクをはずしたとき、口紅を塗っていないと“のっぺらぼう”みたいでしょう?
私たちの年齢になれば発色が強いものではなく、顔色を引き立てる控えめなベージュ系のものを塗るだけで肌がきれいに見えて、気分が変わります。
マスクでにじまないよう、リップペンシルでしっかり輪郭を描くことも大事」
見えないところにも気を抜かないのが、由紀さんの流儀だ。
4.挑戦する意欲で表情は変わる
「それとね、自分の意欲というんでしょうか、『こういうことに挑戦したい』という目標があるのとないのとでは、表情がまったく変わると思います。
気持ちが落ちているときは表情が乏しくなるし、のっているときはビビッドな感じがします。
私の仕事は人様の前に出ることですから、心身とも常にいい状態を保つ必要があります。そのためには、日々のケアといった自助努力を続けないとね」
1976年に発売されたシングル『こころもち 気まぐれ』(作詞:きすぎえつこ、作曲:星勝)が、若いクラブDJの間で再度注目を集め、8月4日、アナログ・シングル盤として完全復刻。また、発売から10周年を迎えるピンク・マルティーニとのアルバム『1969』、姉・安田祥子との『サイドバイサイド コンサート』のアナログ・レコードも同日発売に。
5.朝はプロテインと野菜サラダにヨーグルト
太らないよう、食事の量にも気をつけている。
「朝はプロテインと野菜サラダにヨーグルト。夜はお肉や野菜、豆腐、納豆をメインに、ご飯はほんの一口だけ」
週に1度はパーソナルトレーナーについて筋トレと股関節まわりを柔らかくするトレーニングを行い、3か月に1度は整形外科で骨密度や腰、ひざの状態をチェックするなど、体の管理も徹底している。
「思うように体がついてきてくれないことがこの先起こるでしょうから、最善のケアをするために、自分の体を隅々まで把握するんです」
その美しい佇まいは、こうした日々の努力の賜なのだ。
「まあ、これだけ頑張っているということに裏打ちされ、自分の仕事に多少なりとも自信が持てるのかもしれません。
20代でデビューして、今日までやってきましたが、昔と同じままでは嫌なのです。いまは、もうひとつ違う次元の自分に出会いたいと思って、日々努力を続けています」
努力は裏切らない。その若々しさが、それを証明している。
由紀さおりさん「私の美肌ポイント」【まとめ】
●顔筋マッサージ
●汚れをきちんと落とす
●見られなくても口紅を塗る
●挑戦する意欲で表情は変わる
●食事の量に気をつける
教えてくれた人
由紀さおりさん/1946年、群馬県出身。’69年『夜明けのスキャット』でデビュー。1982年より、姉の安田祥子と美しい日本の歌を歌い継ぐ活動を続けている。2019年にはデビュー50周年を迎え、同年旭日小綬章を受章。今年6月、初主演映画『ブルーヘブンを君に』が公開された。
撮影/森浩司 取材・文/佐藤有栄
※女性セブン2021年8月19・26日
https://josei7.com/
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