兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第107回 疑心暗鬼】
若年性認知症を患う兄の頻発する“お便さま”の問題に、このところ頭を悩ます妹のツガエマナミコさん。そんな中、ワクチン接種でも、期待していたこととは違う流れに…。ツガエさんに、心安まるときは、なかなか訪れない今日この頃なのです。
「明るく、時にシュールに」、でも前向きに認知症を考えます。

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「なんや話が違うやんけっ!」
ワクチン接種券が届きました。
世間で接種が始まった当初は、友人たちが「親の予約でたいへん」とこぼしておりました。その大変さを聞いて「うちはもう両親ともいないからよかった~」と思ったものでございます。
自分はいつになっても構わないので、いまのところ予約もしておりません。
でも、兄は内科医院と連携しているデイサービスに通っているので「楽勝」のはずでした。5月の段階ですでに「当医院でもワクチン接種ができるようになりました。接種券が届いている方でご希望の方は次の来所時に~」と連絡帳にお知らせの紙が入っていたのです。
接種券が届いたことを言えば、「どうぞどうぞ。かかりつけ医の許可だけ取って来てくださいね~」と言ってもらえるとばかり思っていましたのに、デイの日に「接種