兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第102回 MRI検査の結果】
ライターのツガエマナミコさんの兄は若年性認知症を発症してから5年の年月が経つ。最近は、幻覚が見えているのかも…思う言動もあり、一緒に暮らす中で、兄の病状が進んできていることを日々実感するツガエさん。今回は、検査結果を病院に聞きに行ったときのお話だ。
「明るく、時にシュールに」、でも前向きに認知症を考えます。

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海馬の萎縮度が…
「ヤングケアラー」(家族を介護する18歳未満の子供)という言葉を最近知りました。昔からあった現実だとは思いますけれども、学校に行きながら、病気や障がいのある家族の面倒もみなければならない。もっと言えば、学校にも行けず働かなければならない、そんな子供たちのことをそう呼ぶようです。「わたくしの10代は…」と振り返ると恥ずかしいほど自分のことしか考えおりませんでした。「恵まれていたんだ」と思うことで少しばかり現状を納得させることができたツガエでございます。
兄がデイに通うようになったことは介護の大きな一歩でございます。回を重ねるごとに朝の支度がスムーズになって、説得や着替えに多めに取っていた時間は余るくらいになりました。