旬野菜のポタージュレシピ|さつまいも×バター・ごぼう×きのこ|角田真秀さん
寒さが増す今の時期、秋の滋味を濃縮した野菜のポタージュがおすすめ。野菜の栄養がたっぷりで、とろみのついたポタージュは介護食にもぴったり。料理研究家・角田真秀さんが旨味たっぷりのポタージュレシピを伝授してくれました。
ポタージュの基本は玉ねぎ!
「玉ねぎをベースにしながら、季節の野菜の濃厚な旨みをしっかり引き出すことで、野菜そのものの力強さをダイレクトに味わえます」(角田さん)。
ポイントは玉ねぎ。どのポタージュにも玉ねぎを加え、少量の水で蒸し煮にし、旨みと甘みのベースを作る。玉ねぎのコクには、ほかの野菜の旨みを引き立てる効果もある。
カリフラワーのポタージュ
豆乳ベースのホッとする味 ほのかなにんにくがアクセント。
<材料>
カリフラワー…1/2株
玉ねぎ…1/4個
にんにく…1片
オリーブオイル…大さじ1
水・豆乳(無調整)…各1カップ
塩…小さじ1
パセリ…適量
<作り方>
【1】カリフラワーは小房に分ける。玉ねぎは粗みじん切り、にんにくはみじん切りにする。
【2】鍋にオリーブオイル、にんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ったら玉ねぎを炒める。水1/2カップを加え、ふたをして2~3分蒸し煮にする。
【3】カリフラワーと塩を入れ、残りの水を加える。ふたをして中火で4~5分煮る。
【4】粗熱が取れたらミキサーで攪拌し、鍋に戻し入れ、豆乳を加えて軽く温める。
【5】器に盛り、刻んだパセリを散らす。
さつまいものポタージュ
バターが溶け込み濃厚だけど甘さは控えめ。
<材料>
さつまいも…小1本(200g)
玉ねぎ…1/4個
バター…20g
水・豆乳(無調整)…各1カップ
塩…小さじ1/2
オリーブオイル…適量
<作り方>
【1】さつまいもは皮ごとひと口大に切る。玉ねぎは粗みじん切りにする。
【2】鍋にバターを溶かし、玉ねぎをざっと炒める。水1/2カップを加え、ふたをして2分ほど蒸し煮にする。
【3】さつまいも、塩、残りの水を入れて4~5分煮る。
【4】粗熱が取れたらミキサーで攪拌し、鍋に戻し入れ、豆乳を加えて軽く温める。
【5】器に盛り、オリーブオイルをかける。
ごぼうときのこのポタージュ
力強いごぼうの風味にマッシュルームで旨みを添えて。
<材料>
ごぼう…1/2本
マッシュルーム…6個
玉ねぎ…1/4個
オリーブオイル・塩…各小さじ1
バター…15g
水・牛乳…各1カップ
粗びき黒こしょう…適量
<作り方>
【1】ごぼうはよく洗って斜め薄切りにし、水にさらしてザルにあげる。
マッシュルームは石突きを切って薄切りにする。玉ねぎは粗みじん切りにする。
【2】鍋にオリーブオイルを熱してバターを溶かし、ごぼうと玉ねぎを炒める。しんなりしたら水1/2カップを加え、ふたをして2分ほど蒸し煮にする。
【3】マッシュルームを入れ、軽く炒めて塩を振り、残りの水を加える。ふたをして中火で4~5分蒸し煮にする。
【4】粗熱が取れたらミキサーで攪拌し、鍋に戻し入れ、牛乳を加えて軽く温める。
【5】器に盛り、粗びき黒こしょうを振る。
→消化のいい“元気回復”スープのレシピ4選…秋の素材の旨みを引き出す調理テク|角田真秀さん
教えてくれた人
料理家 角田真秀さん
ケータリングを行う夫婦ユニット『すみや』としても活動。著書に『簡単! 毎日楽しめる! スープの本』(エイ出版社)など。
撮影/鈴木泰介
※女性セブン2020年11月5・12日号
https://josei7.com/
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