暑いときにアツアツのグラタン!たっぷり夏野菜を絶品ホワイトソースで|小堀紀代美さん
アッツアツのホワイトソースにとろけるチーズ…想像するだけで食べたくなるグラタンのイメージは寒い冬?ちょっと待った!暑いからって作らないのはもったいない!
色鮮やかな夏野菜のおいしいこの季節に、素材の味を生かした特製ソースで食べる「夏のグラタン」をこれからの定番にしませんか?牛乳多めの「さらりと軽いホワイトソース」なら、食欲のない残暑にもペロリと食べられちゃいますよ!
夏のホワイトソースは牛乳を多めにしたサラッと軽めがオススメ。料理家の小堀紀代美さんが、ダマができたり焦がしてしまったりする人にぴったりの“失敗しらず”のレシピを伝授!
※材料は記載のないものは2人分です。
※オーブンは予熱をし、上下段のうち下段で加熱してください。
※オーブントースターは1000Wのものを使用していますが、機種により差があります。焦げそうな場合は途中でアルミホイルをかぶせ、様子を見ながら加熱してください。
失敗しない!ホワイトソースの作り方
【1】バターが溶けたら火を止めて! 小麦粉を加えてよく混ぜる
小鍋にバターを入れ、弱火にかけて完全に溶けたら火を止める。そこへ小麦粉を入れ、ダマが残らないよう泡立て器でしっかり混ぜる。
「小麦粉はふるって」(小堀紀代美さん・以下同)。
【2】牛乳を少量加えてまずはのばす
再び弱火にかけ、沸騰し始めたら火を止め、牛乳1/2カップを加えてなめらかになるまでよく混ぜる。
「牛乳はまず少なめに。2回に分けて混ぜることで、ダマになるのを防げます」。
【3】たっぷりの牛乳を加えたらひと煮立ちさせなめらかに
残りの牛乳とローリエを加えて弱めの中火に加熱し、絶えず混ぜ続ける。表面に気泡が出始めたら火を止め、塩と黒こしょうで味を調えてひと混ぜする。
「力まなくてよいので、混ぜ続けてダマを防いで。ゴムベラで鍋肌をこそげながら混ぜると、焦げも防げます」。
ラタトゥイユとホワイトソースのグラタン
<材料>
なす…1本
パプリカ(赤・黄)…各1/4個
ズッキーニ…1/2本
玉ねぎ…1個
トマトペースト・オリーブオイル…各大さじ1
赤唐辛子…1/2本
ローリエ…1枚
塩…小さじ1/2
砂糖…ひとつまみ
ピザ用チーズ…30g
粉チーズ…15g
<A>
小麦粉…30g
バター(無塩)…30g
牛乳…2カップ
ローリエ…1枚
塩…小さじ1/2
黒こしょう…少量
<作り方>
【1】Aでホワイトソースを作る。(※作り方は上記参照)
【2】野菜はひと口大に切る。
【3】鍋にオリーブオイルと種を除いた赤唐辛子を入れて中火で熱し、パプリカ以外の【2】とローリエを加えてさっと炒め、塩を加えてひと混ぜする。ふたをして弱火で2分蒸し煮にする。
【4】【3】にトマトペーストと【2】のパプリカ、砂糖を加えて混ぜ、再びふたをしてさらに3分蒸し煮にする。ふたを外して弱めの中火で水分がほぼなくなるまで煮詰める。
【5】耐熱皿に【4】を入れ、その上に【1】、ピザ用チーズの順にのせ、粉チーズを振って220℃に温めたオーブンで約20分表面に焼き目がつくまで焼く。
教えてくれた人
料理家・小堀紀代美さん/カフェ『LIKE LIKE KITCHEN』のオーナーシェフを経て、現在は同名の料理教室主宰。世界各国を旅して出合った味による、スパイスやハーブを使った料理が人気。『ライクライクキッチンの毎日和食』(エイ出版社)など著書も多数。
撮影/宮濱祐美子
※女性セブン2020年9月3日号
https://josei7.com/
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