大学のシニア向け奨学金制度 年齢×1万円の学費免除も
2008年をピークに減少に転じた日本の人口。少子高齢化は今後も続いていくが、その影響を受ける存在として、忘れてはいけないのが、学校だ。
増えるシニア世代の大学生 萩本欽一らタレントも
大学受験可能な18才人口は、現在122万9000人だが、2016年に生まれた子供の数は100万4000人。つまり、20万人以上子供が減る。それに伴い進学希望者が減る一方、シニア世代の大学生や大学院生は増えている。
2015年にはタレントの萩本欽一が73才で駒澤大学の仏教学部に合格。演出家でタレントのテリー伊藤(68才)は、昨年、慶応義塾大学大学院に入ったが、有名人だけではなく、一般のシニア世代も増えている。
シニア世代に奨学金制度も
シニアが入学する場合、一般受験生とは別に、面接や小論文中心の入試、奨学金制度を設けているところもある。
ユニークなのは、大阪商業大学の「シニア特別授業料減免制度」だ。これは入学年度4月1日の年齢×1万円が4年間免除(年間上限74万円)されるというもの。新潟県の敬和学園大学には、55才以上対象のシニア入学制度があり、入学金は全額免除。在学期間を4~8年の間で選べ、学費は4年間分でOKだ。
他にも各大学主催の公開講座(オープンカレッジ)や、自治体主催のシニア大学があり、こちらは単位修得を気にせず気軽に学べると好評だ。
※女性セブン2018年2月1日号
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