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年末締め切りまでわずか!ふるさと納税「介護用品」利用実態と人気返礼品【3,208名調査】

 年末が近づき、仕事納めなど「年末納め」を意識し始める時期になった。近年は年末納めに「ふるさと納税の年末の駆け込み」をする人の話題もよく目にする。実は、介護用品や介護サービスも返礼品として選べることをご存じだろうか?ふるさと納税の返礼品には「介護食」「紙おむつ・パッド」など、家計への負担が大きい日々の介護で必要な“消耗品”も数多く用意されている。

 ふるさと納税では、確定申告を行うことで、その寄附金額の一部が所得税及び住民税から控除される。そのため、原則として自己負担額の2,000円を除いた全額が控除の対象となる。この制度を活用し実質負担2,000円で介護用品を返礼品として受け取れる。介護中の家庭にもとって非常に相性のよい制度ではないだろうか。

 そこで、介護マーケティング研究所 by 介護ポストセブンは「介護のなかま」3,208名を対象に「ふるさと納税における介護関連返礼品の利用実態・人気ジャンル・満足度」について大規模調査を実施した。調査によって明らかになった人気返礼品ランキングや利用率の背景を分かりやすく解説する。

調査結果サマリー

1.ふるさと納税で介護用品を申し込んだことがある人はわずか 2%
2.人気の返礼品は「介護用の食品や飲料」「紙おむつ」
3.介護関係の返礼品を知ったきっかけは「家族・知人」
4.返礼品の満足度は94%!豊富な品数・節約効果が背景に

調査詳細

ふるさと納税で介護用品を申し込んだことがある人はわずか 2%

介護関係の返礼品を申し込んだことがある人は、3,208名中わずか2%(77名)。「申し込みをしたことがない人への「介護関係の返礼品があることを知っていましたか?」の問いには、そのほとんどが「知らなかった」と回答していることから制度の認知度不足が利用率の低さにつながっていると考えられる。

人気の返礼品は「介護用の食品や飲料」「紙おむつ」

 介護関係の返礼品を申し込んだ人(n=77)に「どのような品を選んだか」と、全員(n=3,208)に「どんな返礼品が魅力的か」を尋ねたところ、以下の結果となった。

◆選んだ返礼品TOP5

1位 : 介護用の食品や飲料(49%)
2位 : おむつやパッド(23%)
3位 : ステッキ(21%)
4位 : 見守り用ツール(17%)
5位 : シューズ(14%)

◆魅力的に感じる返礼品TOP5

1位 : おむつ・パッド類(27%)
2位 : 特になし・思いつかない(18%)
3位 : 介護用の食品や飲料(13%)
4位 : 福祉用具(ベッドなど)(9%)
5位 : 介護サービス(派遣など)(8%)

 これらの返礼品に魅力を感じる理由には「毎日使うものだから助かる」「消耗が早くコストがかさむ」「家計の負担を軽減できる」といった声が多く挙がっており、介護関係の返礼品は「日々の介護で必要な品物に税金の控除を使って、実質負担を減らしたい」人に選ばれていることがわかる。

「市販の介護食品」利用実態調査! 毎日利用している人は、全体の4割。食べる人の安全性に配慮して商品選びをしている傾向

→『介護のなかまアワード2025』の結果を発表!第一回は大人用 紙おむつ・介護食・栄養補助食品・消臭剤部門で選定

介護関係の返礼品を知ったきっかけは「家族・知人」

 介護関係の返礼品の存在を知ったきっかけとして最も多かったのは「家族・知人など」(52%)。身近な人の口コミが強い影響力を持つ一方で、「ふるさと納税のポータルサイト」(44%)、「インターネットの情報サイト」(42%)などのオンライン情報も活用されている。

 一方でテレビや自治体の広報は補完的な役割にとどまっており、今後はより積極的な情報発信が求められる。

返礼品の満足度は94%!豊富な品数・節約効果が背景に

 介護関係の返礼品を申し込んだ人(n=77)のうち、94%が受け取った返礼品に「満足している」と回答。

 理由としては、

「節税・節約の役に立った」
「欲しかった品が手に入った」
「普段買わない商品を試すきっかけになった」

 などが挙がっており、コスパよく介護用品を得る仕組みとして評価を得ている。

→「見守り」「家事代行」等、親孝行できる【ふるさと納税】の返礼品が続々

→ふるさと納税をするなら今!寄付金1万円からOKのシニアにおすすめ返礼品7選

本調査結果を通じて

 本調査により「介護関係の返礼品は存在を知らない人が多い一方で、実際に利用した人の満足度は非常に高い」というギャップが明らかになった。自治体・事業者側の情報発信の強化が、今後の利用者数に大きく影響するだろう。

 介護用品は継続的な費用が発生するため、家計負担が大きくなる。確定申告やワンストップ特例制度によって控除を受けられるふるさと納税は介護用品と相性がよい寄付先と言える。

 かさばる荷物を自宅まで届けてくれることと、普段は試しにくい商品を気軽に入手できるも大きなメリットになるだろう。

 また、一部の自治体では見守りサービス・家事代行などの介護のサポートサービスを返礼品として提供しているため、気になる人はこの機会に調べてみてはいかがだろうか。

アンケート概要

調査主体:介護マーケティング研究所by介護ポストセブン
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:『介護ポストセブン』会員組織『介護のなかま』登録者
調査地域:全国(国内)
調査期間:2025年7月18日(金)~8月5日(火)
有効回答者数:3,208名

※掲載しているデータは調査の一部です。掲載していないデータや自由記述設問に寄せられたコメント詳細については、以下までお問い合わせください。お問い合わせの際は、企業・部署名をご明記ください。

介護マーケティング研究所
https://kaigo-postseven.com/contact
担当:小学館 広告局

【出典の記載についてのお願い】
本記事で紹介されている調査データは、自由に引用いただけます。その際は、以下のように出典をご記載ください。

出典:ふるさと納税「介護用品」利用実態と人気返礼品【3,208名調査】(介護マーケティング研究所 by 介護ポストセブン)
https://kaigo-postseven.com/210175

介護マーケティング研究所 by 介護ポストセブンは、現在まさに介護中の方、介護に関心の高い方のリアルなデータをもとに、ユーザー動向分析・マーケティング・認知度向上・商品開発に役立てられるサービスを展開しています。

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