鶏むね肉をやわらかくしっとり仕上げるコツ|はちみつ&みそ・レモンほか漬け込みレシピ4選
パサつきが気になる「鶏むね肉」ですが、発酵調味料やオイル、ヨーグルトなど、さまざまな液に漬け込むことで、保水効果によりしっとり柔らかな食感に仕上がります。料理家で管理栄養士の新谷友里江さんが「鶏むね肉の漬け込みレシピ」を教えてくれました。タンドリーチキンやみそ漬けなど「これが鶏むね肉なの?」というくらいコクと旨味たっぷりの一品に仕上がりますよ!
※材料はすべて2人分。電子レンジは600Wを使用。鶏むね肉1枚は約250gのものを使用し、記載があるもの以外は、皮を取り除いて調理。野菜はすべてへたを取って使用しています。
教えてくれた人
新谷友里江さん/料理家・管理栄養士
レシピ開発・フードコーディネートなど幅広く活躍。おいしくてヘルシーな家庭料理が人気。2児の母。『10分でおいしく作る! 朝ラク弁当』(池田書店)など著書多数。
レモンマリネ
サラダ感覚でいただける1皿
<作り方>
【1】鶏むね肉1枚は6等分のそぎ切りにする。玉ねぎ1/2個、にんにく1片は薄切りに、セロリ1/2本は斜め薄切りにする。
【2】ポリ袋にレモン汁大さじ2、オリーブオイル・白ワイン各大さじ1、塩小さじ1/2、こしょう少量を混ぜ合わせ、【1】を入れてよく揉み込み、30分以上漬け込む。
【3】鍋に【2】、水1カップを入れて中火にかける。煮立ったら弱火にし、蓋をして5分加熱する。ミニトマト6個を入れてさっと煮て器に盛りつけ、みじん切りにしたパセリ適量をふる。
パプリカと柚子マヨ炒め
柚子こしょうの風味が味を引き締める
<作り方>
【1】鶏むね肉1枚はひと口大のそぎ切りにする。
【2】赤パプリカ1/2個は乱切り、ズッキーニ1本は1cm幅の輪切りにする。
【3】ポリ袋にマヨネーズ大さじ2、柚子こしょう小さじ1/3、塩少量を混ぜ合わせ、【1】を入れてよくからめて30分以上漬け込む。
【4】フライパンにサラダ油大さじ1/2を中火で熱し、【2】を入れて焼く。焼き目がついて火が通ったら一度取り出す。
【5】フライパンにサラダ油大さじ1/2を中火で熱し、【3】を焼く。2分ほど焼いて焼き目がついたら裏返し、さらに1~2分焼く。
【6】火が通ったら【4】を戻し入れて塩・こしょう各少量をふり、さっと炒め合わせる。
タンドリーチキン
スパイスで暑い夏も乗り切る!
<作り方>
【1】鶏むね肉小2枚(400g)は4等分に切ってフォークで全体に穴をあける。
【2】ポリ袋にプレーンヨーグルト(無糖)50g、ケチャップ大さじ2、カレー粉小さじ2、おろしにんにく・おろししょうが各1片分、塩小さじ1/3、こしょう少量を混ぜ合わせ、【1】を入れてよく揉み込む。口を閉じて冷蔵庫で30分以上(できればひと晩)漬け込む。
【3】フライパンにサラダ油大さじ1/2を中火で熱し、【2】のつけだれを軽くぬぐって入れる。2分ほど焼いて焼き目がついたら裏返し、弱火にして蓋をして5~6分蒸し焼きにする。
【4】火が通ったら残ったたれを加えてさっとからめ、器に盛りつけ、クレソン適量を添える。
はちみつ&みそ漬け
みそのコクで旨みをプラス!
<作り方>
【1】鶏むね肉小2枚(400g)は全体を軽くたたいてフォークで穴をあける。
【2】みそ大さじ3、はちみつ大さじ1と1/2を混ぜ合わせる。
【3】ラップを2枚広げて【2】の1/4量ずつをのせたら上に【1】をのせる。残りの【2】を半量ずつのせて鶏肉全体にからめ、ラップでぴっちり包んで冷蔵庫で30分以上(できればひと晩)漬け込む。
【4】【3】のみそだれをぬぐい取り、トースターで15分焼く。途中焦げそうならアルミホイルをのせる。
【5】火が通ったら食べやすく切って盛りつけ、ざく切りにした水菜適量を添える。
撮影/市瀬真以
※女性セブン2024年7月25日号
https://josei7.com/
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