旅行で石川県を応援!北陸グルメが大集結する近江町市場や雑貨が揃うセレクトショップも
能登半島地震で観光・宿泊業が深刻な影響を受けている。甚大な被害を受けた能登地域以外は安全が確認され、営業が再開されたが、観光客が軒並み4割減だという。それを受け、政府が旅行代金を50%補助する「北陸応援割」が3~4月に実施予定だ。北陸へ旅するにはちょうどいいタイミング。そこで、石川・金沢の観光スポットやグルメをご紹介します。
兼六園
加賀百万石の歴代藩主により築庭された廻遊式の庭園。市の中心部に位置し、金沢観光の要。
日本三名園のひとつに数えられ、四季折々の美しさで国内外の観光客を魅了している兼六園。地震後数日間の休園ののち再開した現在は、栄螺山や山崎山など一部の区域は立ち入り禁止となっているほか、夜のライトアップも中止が続いている。とはいえ、ボランティアガイドサービスの再開をはじめ受け入れ態勢は充分に整っており、まもなく始まる梅の開花とともに、いつもと変わらぬ華やかな春の訪れを満喫できそうだ。
住所:石川県金沢市丸の内1番1号
営業時間:季節によって異なる(2月末日までは8:00~17:00、3月以降は7:00~18:00)
定休日:年中無休
近江町市場
新鮮な魚介や地元野菜、飲食店など約170の店が並ぶ“金沢市民の台所”。取材時は人通りが少なかった。
大松水産刺身部
創業138年を誇る鮮魚店で、加能ガニ、香箱ガニ、寒ブリ、甘えび、鯛、かれいなど、高級魚から大衆魚まで旬の魚を多数取り揃えている。市場内で数店舗を展開し、この店では、店頭に並ぶ新鮮な魚介(カニ1000円~、ボタンえび700円、カキ700円~など)をその場で食べることができる。「以前と比べてお客さんの入りは半減して、正直さみしいね。でも、鮮度のよさと味は変わらず最高だよ」(スタッフの吉川さん)
住所:石川県金沢市上近江町33 近江町市場内
営業時間:8:00~16:00
定休日:水曜日
ヤマカ水産鮮魚通り店
この地に店を構え、水産物の卸・小売を行って300年あまり。毎日、金沢港を中心に石川県近海で水揚げされている新鮮な魚介類を取り扱っている。冬場は売り場の大半をカニが占め、店員のアドバイスを受けながら生きたカニを目利きするのも楽しい。地方発送にも対応。
住所:石川県金沢市上近江町32 近江町市場内
栄養時間:8:30~15:30
定休日:水曜日
muta muta
金沢らしい和雑貨を中心とした品揃えで、センスのいいお土産探しにピッタリの店。「地震そのものの被害はほぼありませんでした。余震は時々ありますが少し揺れる程度で、断水や停電もないし、物が落ちることもない。でも売り上げは3~4割減少しました」と社長の吉村浩史さんは話す。「ふさぎ込むのではなく、今後は地元産の商品をさらに増やし、北陸の魅力を発信する役割も担っていきたいですね」
住所:石川県金沢市下松原町49(近江町市場内)
営業時間:9:00~15:30
定休日:水曜日
写真/北原千恵美、黒石あみ(本誌)、取材・文/川口ユウ
※女性セブン2024年2月29・3月7日号
https://josei7.com/
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