兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第218回 我が家と介護施設】
若年性認知症を患う兄が3泊4日で特養のショートステイを利用することが決まりました。早速、施設に契約、見学に行った妹のツガエマナミコさんは、施設の人の説明に、少し微妙な気持ちになります。本格的な施設入居に向けて動き始めたものの、兄の生活の場は、我が家より施設の方が快適?うーむ、そう簡単には気持ちは割り切れないのです。

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ショートステイ先からの心強い言葉
「我々プロが対応しますし、おうちで過ごすよりも快適に過ごせると思いますよ」
これは、兄が今度お世話になるショートステイの契約を済ませて、館内を案内していただくなかで介護主任さまがおっしゃったお言葉です。 はじめは“おうちで過ごすよりも”というフレーズにひっかかりがあったのですが、家に帰ってきて兄と向き合うと、会話をする気にならない自分がおりました。「偉そうなこと言ったって兄に全然優しくできないじゃないか!」と自分の態度を再自覚。まさに“おうちで過ごすよりも”はおっしゃる通りのお言葉でした。 施設だったらもっと話しかけてもらえるのでしょうし、我が家というものの記憶があまりない兄にとっては、仏頂面の妹が愚痴ばかり言っている場所より、知らない人でも笑顔で優しくかまってもらえる場所の方がきっと幸せなのでございます。
そして、話のついでに入居を考え