【介護食】【やわらか食】金沢の郷土料理「鶏肉の治部煮」動画レシピ
レシピ提供/『Kamulier』 動画撮影/櫻井健司
ほどよいとろみでお肉も野菜も飲み込みやすい
舌でつぶせるやわらかさ、口の中でほろりと崩れて飲み込みやすい――。嚥下機能が低下してきた人でも食べられて、目にもおいしい。そんな新たな介護食を提案する『Kamulier(カムリエ)』では、管理栄養士が提案する料理教室や、ワークショップを毎月開催しています。
今回、ご紹介するメニューは、『鶏肉の治部煮』。治部煮とは、鴨肉や鶏肉に粉をまぶして煮る金沢の郷土料理のこと。
* * *
材料(2人分)
■野菜と鶏肉
小松菜の葉 20g
水 20g
白だし 3g
粉寒天 0.2g
にんじん 20g
水 30g
白だし 1.5g
粉寒天 0.2g
鶏挽き肉 40g
長芋 30g
絹豆腐 30g
■たれ
水 130g
酒 10g
みりん 10g
醤油 7g
塩 0.5g
砂糖 4g
小麦粉 2g
水 10g
作り方
【1】 小松菜の葉と、にんじんはやわらかくなるまで茹でる。水気を切り、包丁で繊維を断つように細かく切る。
【2】容器に【1】の小松菜、水、白だしを入れ、ハンディータイプのミキサーでピューレ状にする。
【3】鍋に【2】と粉寒天を入れ、沸騰させる。
【4】容器に入れて粗熱を取り、冷蔵庫で冷やし固める。固まったら細長く切る。
【5】にんじんも同様に作り、冷やし固めて食べやすい大きさに切る。
【6】容器に鶏挽き肉、長芋、豆腐を入れ、ハンディータイプのミキサーでなめらかにする。
【7】鍋に水、酒、みりん、醤油、塩、砂糖を入れ、火にかけてひと煮立させる。
【8】火を弱め、スプーン2本を使って鶏肉を丸めて入れる。
【9】火が通ったら肉を取り出す。
【10】鍋にたれの材料を入れて煮詰め、水で溶いた小麦粉でとろみをつける。
仕上げ
器に鶏肉、小松菜、にんじんを入れて、たれをかける。
ポイント
今回は治部煮に合わせて小麦粉でとろみをつけましたが、水溶き片栗粉でもOK。
【エネルギー】168kcal 【たんぱく質】6.2g 【脂質】1.5g 【塩分】1.2g
*栄養成分は1人分です。
●『Kamulier』で開催される料理教室は、どなたでも参加ができます。
料理教室7月のスケジュールは、7/21(土曜)。介護食の基本エビ編と鶏ひき肉編が学べます。
参加申し込みは、HP、電話、または直接店舗まで。
詳しくはhttp://www.kamulier.com/shopbrand/ct63/
『Kamulier(カムリエ)』は歯科の医療機器メーカー『ジーシー』がプロデュースしており、東京・御茶ノ水、順天堂大学医学部附属順天堂医院裏手にあります。店舗では、スーパーパティシエとして名高い辻口博啓氏が介護食向けに考案したケーキなどが味わえるカフェとして(ケーキはテイクアウトや地方発送もあり)利用できる他、介護の「口から食べること」に関わる商品の販売があり、管理栄養士や歯科衛生士など常駐する専門家から、アドバイスも受けられます。
【データ】
Kamulier(カムリエ)
住所:東京都文京区本郷3-2-15 新興ビル1F
電話:03-3812-6036
営業時間:11:00~19:00(月~土)
定休日:日・祝
ウェブサイト:http://www.kamulier-gc.jp
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