精神科医Tomyの元気の出る金言【第5回 頑張りすぎちゃうあなたへ】
頑張るコツは、
肩の力を抜くことよ。
ユルければ続くし、
続けば前に進むしね。
* * *
頑張るかどうかは、自分中心に考えて決めるのよ
おはようございます。精神科医のTomyです。連日、暑い日が続き、夏真っ盛りね。
さて、今日の話題は、無理せず頑張るコツについてよ。Tomy流の答えはとてもシンプル。頑張るか頑張らないか、自分の体調と気持ちで決める、それだけです。
でも、日々の診療やTwitterの反響からすると、やはり無理をしている人が多いように感じますね。
自分が充実するようならば頑張る。今ちょっと休んだ方が良さそうなら頑張らない。いろんな事情があると思いますが、自分を中心に考えないと続かないと感じます。
アテクシ、計画的に頑張ったことで思い出すのは文化祭なの。演劇を披露することになり、脚本から監督まで引き受けて総指揮を執ったことがあるんです。最初に仕上がりをイメージしておき、逆算していつまでに何をすれば良いかを考えるわけ。
日程表を作っていると、必然的に「この部分はマルッとお願いしますね」と頼まなきゃいけないところが出てきます。大人の毎日も同じですよね。手伝ってくれる人と一緒に考え、自分が苦手なこと、無理があることはお任せすることも大切です。
1日にこれだけやればいい、という努力の程度を計画するのがコツで、くつろぐ時間も確保していました。「この時間は心置きなくダラダラできる。解放される、ワーイ!」っていう発想ね。むやみに頑張るのは続かないもの。
そうそう、これ、口ばっかりじゃないのよ。この演劇が大盛況でね、会場中が大拍手。スタンディングオベーションだったんだから!
さて、何事も、力みすぎるとポキッと折れてしまいます。真面目にやりすぎるのはだめよ。頑張りすぎず、少しずつ進みましょう。
プロフィール
精神科医Tomyさん/1978年生まれ。国立大学医学部卒業後、精神科クリニックに勤務。診察する中で言葉の力に気づき、自身のつらい経験も生かして温かいアドバイスをツイッターで発信。たちまち話題になり、フォロワー現在、24万人を突破。作家・エッセイストとしても活動しながら、悩み多き人々に寄り添い続けている。
ツイッター:『ゲイの精神科医Tomyのつ・ぶ・や・き』 @PdoctorTomy
『もう、“言わずに我慢”なんてしなくていい! 精神科医Tomyの 言いたいことがラクに伝わる35の方法』(大和出版)
8月4日発売『精神科医Tomyが教える 1秒で元気が湧き出る言葉』(ダイヤモンド社)
取材・文/永田玲香