漢字検定2級オジンオズボーン篠宮暁さんが漢字に目覚めた理由とは…
漢字検定2級を持つお笑い芸人オジンオズボーン篠宮暁(37)さんによる新たな漢字の暗記法が話題を集めている。
難しい漢字を独特のイントネーションとリズムを付けて楽しく覚えるというもので、ツイッターで300万回再生される人気に。お笑い界の新たな漢字王・篠宮さんが漢字に目覚めたきっかけとは…。
オジンオズボーン篠宮暁さんが漢字に目覚めた理由とは?
読めても、書けと言われると困る画数の多い難書漢字。そんな漢字のユニークな覚え方をあみ出し、SNSやテレビなどで話題沸騰中なのが、お笑い芸人・オジンオズボーンの篠宮暁さん。思いついたきっかけは意外な経緯だった。
「あるときマネジャーさんから仕事の幅を広げるためにと、宿題が出たんです。ぼくにはギャグをたくさん作ること。相方にはMCに対応できるように、漢字を覚えることでした」(篠宮・以下同)
ギャグ作りに励みつつ、相方の課題を「実は自分もやってました」と、ボケたら面白いと思った彼は、周囲に内緒で勉強を開始。日本漢字能力検定の3級に合格する。
「ふたを開けたら相方は落ちて、ぼくだけ受かったんですけどね(笑い)。しかも、200点満点中198点で! そんな高い点数を取ったのは初めてだったのもあって、勉強する楽しさや漢字の面白さに気づいたんです」
その後も「1級を取れば、クイズ番組にも出られそうだ」と勉強を継続。見事、2級も一発合格している。
「2級の勉強を始めたときに鬱という漢字が出てきて、『これ、めっちゃ難しいからパスしようかな』と、一瞬思いましたが、せっかくだから覚えようと思い直して。『どうせ覚えるのならギャグっぽくしたらお笑いでも使えるかも』と思って、思いついたのがいまの覚え方です」
最近では、漢字の成り立ちにも興味がわいてきたという。
「準1級以上の試験問題には、見たこともない漢字がたくさん出てきて、奥深さを感じます。それに、難しい漢字が書けたときの爽快感はたまらない。苦手な人も漢字の面白さを見つけてほしいと思います」
オジンオズボーン篠宮暁流・漢字の暗記法
【1】漢字をじーっと眺めてパーツに分ける。
【2】分解したパーツのそれぞれの読み方を考える。
【3】【2】で考えた読み方を並べて、一気にテンポよく声に出す!
秒で覚えられる!? 漢字の新暗記法に挑戦
(例)挨拶:あいさつ「テ・ム・ヤ テ・く・く・く・タ」
漢字のパーツごとにバラバラに考える。【1】の“てへん”の場合は“テ”というように、パーツごとに覚えやすい読み方に変換し、【1】から順に“テ・ム・ヤ テ・く・く・く・タ”とリズム感よく声に出しながら書く。
鬱:き・カン・き・ワ・キョウ・ワチョ×4・ヒ・ミ~
薔薇:くさ・つち・ジン・ジン・カイ・くさ・ビ・イー
教えてくれた人
オジンオズボーン・篠宮暁(37才)さん/1999年に高松新一とコンビを結成。『THE MANZAI2012・2013』(フジテレビ系)の認定漫才師。今年『書けたらカッコイイ 漢字が秒で覚えられる!』(高橋書店)など漢字にまつわる書籍を3冊発売。累計発行部数7万部を突破。
撮影/森浩司
※女性セブン2020年10月15日号
https://josei7.com/
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