【常磐線】注目のサービス付き高齢者向け住宅【まとめ】
常磐線「松戸」駅から京成バスおよび東武バスに乗り、下車徒歩1分。埼玉県三郷市にあるサ高住「ケアリッツレジデンス三郷」の特徴は暮らしの自由度が高いことだ。
介護業界が抱える大きな悩みの一つに介護職員の人手不足がある。問題を解決するため、2017年11月に厚生労働省は外国人の技能実習生の対象業種に介護を追加するなどしたが、抜本的な解決には至っていない。こちらの施設では若い力を活用し、問題解決にチャレンジしているという。
若い力に加えて、IT技術も活用しているそうだ。訪問介護事業では、請求などに関わる事務作業等をITで自動化し、ヘルパーが利用者の対応に集中できるようにしているという。
1階にはデイサービスが併設されている。入居者もこのデイサービスを利用し、認知症予防のための運動など行っているという。季節感を大切にした行事や食事を企画・提供しており、入浴サービスや自宅への送迎も行っているそうだ。
高齢者向けの施設を選ぶ際に考えたいのが、「何のために高齢者向けの施設に住むのか」、そして「そのために必要な機能は何か」という点だ。健康上の理由で夜間にも手厚い職員配置がされていないと不安な高齢者がいる一方、万が一の不安よりも自由な生活や日中の介護や日常生活の補助を必要としている高齢者もいる。人によってニーズは様々。
こちらの施設では夜間の常駐スタッフをなくした。その代わり、警備会社のセコムと契約をし、入居者が転倒してしまったなど何かトラブルがあった際は、緊急装置のボタンでセコムとすぐにつながる仕組みを整えたという。また。責任者にも連絡が入り、かけつけるようになっているそうだ。入居時に夜間のリスクも説明しているため、夜間の連絡は今のところ少ないという。
それなりの費用を支払う余裕があり、手厚いサービスを受けたい高齢者もいるだろう。しかし、自分が必要とするサービスが何かを見極めた結果、暮らしの自由さを求めて有料老人ホームからこちらに移ってくる人もいるという。病院から直接自宅に戻るのは難しい人が、自宅に戻る前のステップとして入居することもあるそうだ。
若手がサービスの中心を担っている「ケアリッツレジデンス三郷」。明確な運営のコンセプトは、高齢者の住まい選びのわかりやすい選択肢になりそうだ。自分の求める生活スタイルと合えば、入居後に快適な生活が送れそうだ。