肩こり撃退! 話題の耳ヨガ・指ヨガでコロナ疲れリフレッシュ
新型コロナによる緊急事態宣言でますます家にこもり、肩こりや首こりが増している人も多いのでは。そこで仕事や介護、家事の合間に手軽にできる話題の耳ヨガ・指ヨガのやり方をまとめてみた。ヨガ歴40年の達人、龍村修さんがそのやり方を伝授。
コロナ疲れに指ヨガで肩こり撃退
「指ヨガとは、手の指を回し、手のひらを押すことで体全体の血液循環を促し、自律神経を正常に保つ健康法」(龍村修さん、以下同)。足ツボと同じように手にも全身とのつながりがあるという。
●指ヨガのやり方
両手を広げて手の甲側から見たとき、中指の右側が右肩、左側が左肩にあたる。人さし指と薬指の付け根の関節が肩関節に相応する。気持ちいい痛みを感じるくらいの力でマッサージしよう。時間がなければ片手だけでも構わない。
【1】人さし指と薬指を回して肩の血流アップ
指回しをすると、肩部の気が動き出して血流がよくなる。人さし指と薬指をそれぞれ左右に10回ずつ、しっかりと回す。
【2】息を吐き人さし指と薬指を反らせる
人さし指と薬指を、息を吐きながらしっかり反らせる。指は手の甲に対し90度まで曲がるのが理想だが、無理しないこと。各3回。
【3】人さし指と薬指の付け根を指圧
人さし指と薬指の付け根あたり、関節の内側、外側、指の間などを指圧し、より痛みを感じるところを重点的に刺激する。
●指ヨガのポイント
・入浴後、手が温まった状態でやるとさらに効果的。
・息を『ふーっ』と声が出るくらい意識してゆっくり吐く。
・押す時に息を吐き、もむ力を弱めた時に息を吸う。
イラスト/とげとげ
※初出:女性セブン2018年2月1日号
耳ヨガでコロナ疲れのストレス解消
耳ヨガとは、耳をほぐすことで頭部全体の血液とリンパ液の流れがよくなり、さまざまな効果が得られるというもの。耳を触って硬いところがあれば、そこに呼応する体の部位に不調があることを表している。耳がやわらかく、温かくなれば、体のこりやゆがみが解消されていくという。
●耳ヨガのやり方
「できるだけ素早く、100回ほどこすり、耳が赤くなり耳も体も熱くなればOK。さらに、人差し指と中指の側面で耳の上部をはさみ、上から下まですべらせるようにしてひっぱり、指を離すと、顔のむくみがとれて小顔になります」
【1】人差し指と中指で両耳をはさむ
人差し指と中指で両耳をはさみ込み、手のひらを頬にあてる。耳を指でやさしくはさみ込むように。
【2】息を吐き耳全体を上下に素早くこする
息を強く吐きながら、耳全体が熱くなるまで上下に素早くこする。上下に動かして血行を良くする。
●耳ヨガのポイント
・息を吐きながら、痛くても気持ちよさを感じる程度の強さで。
・1部分につき1分程度。
・手や耳が乾燥している場合はクリームなどを塗ってから!
教えてくれた人
龍村修さん/龍村ヨガ研究所所長。「耳ヨガ」「眼ヨガ」など、体の部位に分けたヨガを提唱している。
撮影/浅野剛 イラスト/いばさえみ
※初出:女性セブン2020年3月12日号
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