「やわらか信玄餅」のレシピ動画 【介護食】【やわらか食】
レシピ提供/『Kamulier』 動画撮影/櫻井健司
とろ~り黒蜜きな粉を贅沢に
噛むこと、飲み込むことが難しい人でも、安心して食べられる“やわらか食”。
食欲が落ちる夏場は、冷んやり和スイーツで“涼”を。粉に寒天を加えてのど越しよく、やわらかく仕上げるから誤嚥の心配もなし。
そんな栄養面も考慮した介護食を提案する『Kamulier(カムリエ)』では、季節ごとのメニューを管理栄養士が提案する料理教室や、ワークショップを毎月開催しています。
今回のメニューは、『やわらか信玄餅』。
鍋の中で粉をよく練って柔らかく仕上げます。
* * *
材料(2人分)
■信玄餅
くず粉 5g
わらび餅粉 8g
水 125g
砂糖 30g
粉寒天 1.5g
■黒蜜きな粉
黒蜜 21g
きな粉 3g
作り方
【1】鍋に水とくず粉を入れ、泡立て器で混ぜておく。
【2】わらびもち粉と粉寒天を加え、軽く混ぜてから火にかける。
【3】泡立て器で混ぜながら中火で煮溶かし、温まってきたところで砂糖を加えてさらに混ぜる。
【4】透明で粘り気が出てきたら火を止める。
【5】水で濡らした容器に4を流し入れ、冷蔵庫で30分冷やし固める。
【6】黒蜜にきな粉を入れて粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。
仕上げ・盛り付け
固まったやわらか信玄餅を取り出し、1.5㎝角に切る。器に盛って、黒蜜きな粉をかける。
ポイント
くず粉を混ぜた豆乳を火にかけると、かたまりができてくるので、ゴムベラをなべ底にあてて、かたまりをまとめるように、滑らかになるまでよく練る。
【エネルギー】109kcal 【たんぱく質】0.7g 【脂質】0.4g 【塩分】0g
※栄養成分は1人分です。
【介護食の作り方をわかりやすい動画でご紹介!この連載のバックナンバーをみる】
●鮭の旨味とクリーミーな食感がやみつきに!「サーモンのテリーヌ」
●つるんとした豆腐に梅の酸味がマッチ!「葛豆腐の梅あんかけ」
『Kamulier』で開催される料理教室は、どなたでも参加ができます。
料理教室8月のスケジュールは、29日(火)。「鯖の味噌煮」「やわらか信玄餅」「夏野菜ポン酢ジュレ」などの献立を予定しています。
参加申し込みは、HP、電話、または直接店舗まで。
詳しくはhttp://www.kamulier.com/shopbrand/ct63/
『Kamulier(カムリエ)』は東京・御茶ノ水駅近く、順天堂大学医学部附属順天堂医院裏手にあります。店舗は、スーパーパティシエとして名高い辻口博啓氏が介護食向けに監修したケーキなどが味わえるカフェとして(ケーキはテイクアウトや地方発送もあり)利用できる他、介護の「食べること」に関わる商品の販売があり、管理栄養士や歯科衛生士など常駐する専門家から、アドバイスも受けられます。
【データ】
Kamulier(カムリエ)
住所:東京都文京区本郷3-2-15 新興ビル1F
電話:03-3812-6036
営業時間:11:00~19:00(月~土)
定休日:日・祝
ウェブサイト:http://www.kamulier-gc.jp