入浴介助に関する困りごとは「腰痛や疲労」 時短を重視するも「洗浄剤を体の部位ごとに使い分ける」人は半数以上という結果<調査レポート>
要介護者の体を支えながら全身を洗う「入浴介助」。心地よく入浴してもらうために、介助者はどんなことに注意すべきなのか。「入浴中の介助での困りごと」に関するアンケートから判明した、入浴介助の悩みや問題点、石けんやシャンプーなど洗浄剤選びのポイントを解説する。
要介護者の入浴には周囲のサポートが必要不可欠
年齢を重ねると足腰の筋力が衰え、ひとりでは湯船に入るのが難しくなり、さらに要介護度が進むと、浴室での転倒などの危険を避けるためにも家族や介護スタッフによる入浴介助が必要になる。
また、冬場はとくに肌が乾燥しやすく、肌が敏感になっている高齢者も。だからこそ、肌に優しいスキンケア商品を選ぶことも大切になってくる。
そこで注目したいのが、無添加石けんのパイオニアであるシャボン玉石けんが行った、入浴介助時の困りごとなどの「介護に関するアンケート調査」だ。調査で判明した、入浴をサポートしている人が解決・解消したいと感じていることを紹介していく。
8割以上が石けんやシャンプーを使い分けている
最初の質問は、「要介護者の入浴サポートをしたことがあるか」。回答をみてみると、要介護者の入浴サポート経験がある人は全体の3分の1だった。
入浴サポートの経験があると回答した31人に「体の部位ごとに洗浄剤は使い分けているか」と尋ねたところ、55%が頭・顔・体、すべての部位に異なる洗浄剤を使っていると回答。顔や頭だけに別の洗浄剤を使っている人を合わせると、8割以上の人が石けんやシャンプーを使い分けていることが分かった。
石けんやシャンプーを選ぶポイントは「肌へのやさしさ」
入浴を介助する際に使用する石けんやシャンプーを選ぶポイントを聞いたところ、「肌へのやさしさ(低刺激)」や「すすぎやすさ」、「洗浄力(汚れ落ち)」という回答が多かった。
入浴介助の困りごとは「体力不足」。時短重視も
最後に、入浴サポート時の「解消したいと思う介助者自身の困りごと」について質問したところ、「体力不足(腰痛や疲労)」に次いで「時短(洗浄剤が落ちやすくぬるぬるしない)」という声があがった。
家族の入浴を介助している人は、家族の肌トラブルを心配しつつも、身体的かつ時間的な負担を軽減したいと思っていることがアンケート結果から判明した。
半数以上の人が頭・顔・体、すべての部位に異なる洗浄剤を使っていることが判明したが、1本ですべてに対応する便利なアイテムなら、入浴介助の時短にもつながるだろう。
同社の『全身ケアソープバブルガード』は、頭・顔・体・足・デリケートゾーンの全てを洗うことができ、さらに清拭料(※)としても使うことができるという。
※頭(頭髪)を除く。
食事、排せつとならぶ介護の中でも重労働のひとつである「入浴の介助」。だが、お風呂の時間は誰もがリフレッシュできる貴重な時間だ。肌にやさしく、機能性に優れたアイテムを上手に活用することで、介護される人も介護する人もより快適な日常生活を送れるようになるだろう。
【データ】
シャボン玉石けん
https://www.shabon.com/kaigo/index.html
【介護に関するアンケート調査】
WEB調査/調査期間:2024年11月1日~5日
調査対象:20才代~の男女、サンプル数:94人
※シャボン玉石けんの発表したプレスリリース(2024年11月8日)を元に記事を作成。
図表・イラスト/シャボン玉石けん提供 構成・文/松藤浩一
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