40代から始まる「のどの老化」に注意!死に至る怖い誤嚥性肺炎を予防する「のどトレ」で飲み込む力を鍛えよう|のどの老化チェックリスト付き【医師監修】
西山医師が推奨するトレーニングは、大きく2パターンに分類される。まずは、のど周りの筋肉を鍛え、「飲み込む力」を総合的に高める「のどトレ」から見ていこう(下の図解参照)。
【1】ボールつぶし体操(1セット1回5秒×3セット以上)
<1>顎の下に小さめのゴムボール(直径6cm程度)をはさむ
<2>息を止めず、うなずくように顎で軽くボールを押しつぶし5秒間キープ(手でボールを支えてもOK)
【ポイント】
ものを「ごっくん」と飲み込む動きを意識したもので、のどだけでなく首の筋肉を鍛える効果があるという。
「100円ショップで売っているようなゴムボールを使い、のどに適度な負荷を与えるトレーニングです。食事前に行なうことで誤嚥をしにくくする効果もあります。ボールが無ければ、軟らかめのペットボトルでも代用可能です」
【2】シャキア・トレーニング(1セット1回5秒を1日3セット)
<1>足首を立て仰向けに寝転がり、力を抜きリラックス
<2>両肩を床につけたまま、頭だけを持ち上げつま先をみる姿勢をキープする
【ポイント】
米国のシャキア医師が考案したもので、のどの筋肉を刺激する基礎運動として、世界各国で行なわれている。
「のどと首の筋肉全体に力が入り、喉頭挙上筋群(のど仏を上げる筋肉)が効率よく鍛えられます。ただし負荷が強いので、頸椎や首に疾患がある人、高血圧症の人は無理に行なわない。不調が出たらすぐに中断してください」
写真/PIXTA
※週刊ポスト2024年11月8・15日号
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