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2024.06.24 06:00
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まとめて脳トレ|月曜の朝は頭の体操!複数の問題を解いて脳の元気をバックアップ!
脳トレが認知症の予防やMCI(軽度認知障害)の改善に役立つ理由は、脳を作業させることで血流が増えるからです。その結果、脳に存在する神経細胞間を流れる伝達物質がスムーズに流れるようになります。この物質は記憶や思考や感情などさまざまな情報を運んでいるので、脳の働きが活発になるわけです。血液をうまく巡らせるには、サラサラと流れる状態が理想的です。暑い時期は水分不足によって血流の流れが悪くなることがあるので、スポーツドリンクなどで体液の状態を維持しておきましょう。
監修:広川慶裕(ひろかわよしひろ)
1984年、京都大学医学部卒業。精神科医として、認知症予防/治療やうつ病などの精神疾患治療に専念。2014年より、ひろかわクリニック院長。精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医・指導医、日本医師会認定産業医。毎週水曜と隔週土曜に、クリニックにて運動と思考力を鍛える「認トレ教室」を開催している。著書に『認知症予防トレーニング 認トレ 一生ボケない! 38の方法』(すばる舎)、『あなたの認知症は40歳からわかる!!! 早期発見で発症、進行を抑える』(悟空出版)など。