80、90才を超えてもイキイキ輝く女性たちが元気の秘訣を伝授!
女性は何才からでも、いくつになっても輝ける!それを体現する女性たちが多く存在する。80、90才を超えても、その道のスペシャリストとして第一線で活躍している女性たちは、美容へのこだわりも並々ならぬものがあった。
3人のトップランナーたちに、実践している美と健康のこだわりや掲げている信条についてうかがいました。
美容業界の現役レジェンド 美容研究家・小林照子さん(84才)
美容研究家として、また実業家として邁進してきた小林さんにとって、今まですべてが順風満帆だったわけではない。
でも本人は「心配やグチが何の役に立ちますか」とバッサリ。
「時間は限られているのだから、くよくよしている暇はない。失敗をエネルギーに変えて、解決方法を探すようにして過去は振り返りません」
この潔さと前向きな気迫が、小林さんの原動力だ。
さらに気になるのは、小林さんのふっくらとツヤめく肌。秘訣はなんと「仕上げにパウダーを使わないこと」、だそう。
「仕上げにパウダー使い…は若い頃の話。年齢を重ねて保湿力が衰えてくると、パウダーが油分・水分を吸収してしまい余計に乾燥してしまう。美容法も年齢とともにアップデートさせなきゃ」
体内の代謝を促すため、積極的に水を飲むのも日課。肌の細胞は、たっぷりの水があってこそ活発に働く。腹八分目も意識はしない。食べたいように食べ、ガマンはしない。
「肌と心は密接につながっているから、ストレスは溜めない」という小林さん。やりたいことはまだまだたくさん。これからもパワフルに前進し続ける。
●小林さんの美の3か条
・いつでも自分をアップデート
・食事は好きなものを好きなだけ
・新しいことには積極的にチャレンジ
現役デザイナーとして活躍 ファッションデザイナー・藤本ハルミさん(92才)
つやつやとした肌、明瞭な声と話し方、どこをどう見ても90才を超えているとはとても思えない藤本さん。
「血液検査でもすべて真ん中(標準値)。ずっと見ていただいている先生には“この年齢でお見事!”と言われました。自分でも90才を超えたなんて思っていません」
3度の食事は自分で用意。
「牛肉は好きやけど、体のためには控えて、鶏肉を食べるようにしています。手羽先をまとめて買って、スープにして冷蔵庫で保存し、それでおみそ汁を作ることも」
食にも気を配っているためか50年間体重は変わらない。
好奇心が強く、20才以上年下の友人たちからも、「(藤本さんから)悲観的なことは聞いたことがない」と言われるほどポジティブな性格。
●藤本さんの“元気の5か条”
・90才を超えたと思わない
・一人の生活を満喫する
・「頑張って!」と自分の肌を応援
・食事は自炊し、野菜と魚は欠かさない
・1日1回は外出して誰かと会話をする
ツイッターでフォロワー2万人 デジタルマダム・大﨑博子さん(86才)
78才でパソコンに出合い、デジタルの世界へ飛び込んだ大﨑さん。
「ロンドンに住む娘から、“インターネットができると、通話もタダでできるよ”と教えられ、ノート型のMacを購入。当時、買った人向けに実施されていた教室に通い、パソコンの使い方を教わりました。全くの機械オンチだったのに、そこで先生や仲間と楽しくおしゃべりをしながら4年間通ってスマホも使いこなせるようになりました」
2011年からツイッターを始め何気ない日常のことをつぶやくようになると、その飾らない言葉が人気となり、フォロワーが増えていった。
石神井公園の蓮池です!
— osakihiroko (@hiroloosaki) 2019年6月11日
鴨のカップルです。 pic.twitter.com/MhxhgxT00Q
今は毎朝の太極拳、週2回通う健康麻雀教室の様子などもアップ。いずれも健康的な生活だとたくさんの「いいね」がついている。
「麻雀やツイッターが認知症予防になっているのかもしれませんね」
●大﨑さんの“元気の5か条”
・毎朝、太極拳で体をほぐす
・景色や日常はツイッターでつぶやく
・部屋のあちこちに花を飾る
・健康麻雀教室でおしゃべりし、脳を鍛える
・毎晩、適量の晩酌を欠かさない
撮影/阿部健太郎、菅井淳子、辻村耕司
※女性セブン2019年6月13日号
●喜寿を過ぎても元気な女性4人のライフスタイルから学べること