コンビニの「カップ惣菜」はおつまみの宝庫だった!食のプロが実食食べ比べ、1位はビールと相性抜群
コンビニエンスストア各社がおかずや晩酌のおつまみにもなる「カップ惣菜」に力を入れている。「手軽に野菜が摂れる」「小容量だから困った時の1品に助かる」など、ただのコンビニ惣菜から大きな進化を遂げている。今回は、カップ惣菜の中から頑張った自分へのご褒美としてお酒と一緒に食べたい「おつまみ」を食のプロが厳選。ランキング形式で紹介する。
教えてくれた人
片桐佑香さん/管理栄養士。「おばあちゃんの味を次世代に」をテーマに、昔ながらの日本食レシピを発信。レシピ・商品開発、メディア出演など幅広く活動中。大手企業の総菜メニューの開発も手がける。
馬込祐輔さん/「呑家」料理長。東京・学芸大学にある人気大衆居酒屋の“モヒカン”料理長。和洋中オールラウンダーながら元フレンチのシェフということもあり、独創的かつ繊細なメニューが得意。
プロも脱帽!コンビニのカップ総菜はコスパ抜群のお手軽食品だった
「コンビニのカップ総菜がここまで進化し、おいしいことに驚きました。勝手に“ケミカル”な印象があったから余計に(苦笑)」(「呑家」料理長の馬込祐輔さん)
「むしろ食卓の栄養バランスを整えるためには、手軽に取り入れられる優秀な食品かもしれませんね」(管理栄養士の片桐佑香さん)
「もし味付けが濃ければ野菜を足すとかごはんと混ぜるとか、アレンジできるのもいい」(馬込さん)
「味、鮮度、栄養素…この値段でこのクオリティー、コンビニの企業努力に脱帽ですね」(片桐さん)
食のプロが実食して選んだカップ惣菜ランキング「おつまみ編」
<採点方法>
2名の識者が、ジャンルごとに各商品を食べ比べます。「香り」「味わい」「食感」などを総合的に鑑みて、1人10点、計20点満点で採点。
※商品は首都圏のコンビニエンスストア店頭で多く見かけたものから編集部がセレクト。商品の購入は2月19日です。地域により商品の規格や価格が異なる場合があります。評価コメントは「片」が片桐さん、「馬」が馬込さんです。「セ」はセブン-イレブン、「ファ」はファミリーマート、「ロ」はローソン、「ナ」はナチュラルローソンです。
【10位】『セロリとりんごのマリネ(フェンネル入)』/297円(ナ)/12点
「クリームチーズ、セロリ、アーモンドと女性ウケしそうなおしゃれな味。白ワインに合いそう」(馬)
【9位】『特製ダレの味付けたまご』/298円(ファ)/13点
「半熟加減が絶妙! ラーメンや白米にのせてもよさそう。ビールやハイボールを合わせたい」(馬)
【4位】『かぼちゃのメープルナッツサラダ』/297円(ナ)/14点
「甘さがあって、小腹がすいたときおやつ代わりになりそう。ワインのお供にも◎」(片)
【4位】『炙り大根と鶏肉の旨煮』/268円(ファ)/14点
「大根がとろとろで驚きました。温めるタイプなので、その分鶏肉がやわらかいのも高得点」(片)
【4位】『ねぎ盛りピリ辛砂ずりポン酢』/270円(セ)/14点
「スライスされた砂肝が食べやすく、ゆずの香りも◎。もう少し辛味があってもいいかも」(馬)
【4位】『タルタルまみれのチキン南蛮』/298円(ファ)/14点
「タルタルは大きめに切られたゆで卵の食感が◎。こってり濃いめの味付けで男子が好きそう」(片)
【4位】『砂肝ぽん酢』/298円(ファ)/14点
「あっさりしていて食べやすい。コリコリ食感で満足度も高い。辛口のビールに合いそう」(片)
【3位】『ピリ辛よだれ鶏サラダ』/302円(セ)/15点
「別添えソースは、野菜から水を出さない工夫ですね。しっかりピリ辛で炭酸に合いそう」(馬)
【2位】『たことブロッコリーバジルサラダ』/291円(セ)/16点
「バジルの香りがフレッシュ。バルに出てきそうな味」(片)、「じゃがいもとたこの相性が◎」(馬)
【1位】『冷たいまま食べるチキン南蛮』/321円(セ)/18点
「冷たいままでもお肉が柔らかくて感動」(片)、「タルタルのクオリティーが高い。甘酢だれも甘さ控えめでさっぱり。ビールが進みそう」(馬)
写真/黒石あみ(本誌) 取材・文/辻本幸路 フードコーディネーター/佐々木めぐみ
※女性セブン2024年3月21日号
https://josei7.com/
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