まとめて脳トレ|30秒で解く図形・漢字・数字の問題に挑戦!
人間の脳は、物体の一部が欠けていたり文字が抜けていたりしても、つじつまが合うように補完することができます。また鏡の中の逆の像を見ながら文字を書くといったイレギュラーな作業も、何度か繰り返すうちに慣れてきてスムーズにできるようになってきます。脳というのはそれほど高度な処理が可能というわけです。それもこれも記憶している情報や空間認識の機能が十分に機能しているからこそ。年を取ることで脳の機能はどうしても衰えてきますが、日記を書いたり家計簿を付けたりといった作業をするだけで鍛えられます。脳トレも同じですが、余分な作業というのは脳にとって意外と大切なのです。
監修:広川慶裕(ひろかわよしひろ)
1984年、京都大学医学部卒業。精神科医として、認知症予防/治療やうつ病などの精神疾患治療に専念。2014年より、ひろかわクリニック院長。精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医・指導医、日本医師会認定産業医。毎週水曜と隔週土曜に、クリニックにて運動と思考力を鍛える「認トレ教室」を開催している。著書に『認知症予防トレーニング 認トレ 一生ボケない! 38の方法』(すばる舎)、『あなたの認知症は40歳からわかる!!! 早期発見で発症、進行を抑える』(悟空出版)など。