暮らし
2019.04.23 06:00
2
血液型別かかりやすい病気、かかりにくい病気一覧|血液型で病気発症リスクが異なる!?その対策は?
がんの中でも治療成績のよくない種類のものが発病しやすいのがB型の特徴だ。永田さんが解説する。
「B型はなんといってもすい臓がんのリスクが高い。最もリスクの低いO型に比べて1.72倍という数字は喫煙者と非喫煙者の差に匹敵します」
さらに、2005年にスウェーデンのマルメ大学で行われた研究によれば、B型の口腔がんになる可能性は最も低いO型と比べ1.49倍高いという結果が出た。奇しくも先日、舌がんを公表した堀ちえみの血液型もB型だ。
一方で、重篤な腸の感染症で激しい下痢を伴うコレラにはめっぽう強い。
「B型が多い地域は、かつてコレラが蔓延した場所。コレラが発症しても、B型は重症化しづらかったというデータがあります。つまり、それ以外の血液型の人は順応できずに淘汰されたと考えられます」(永田さん)
女性が陥りやすい貧血にもB型は強い。2010年の理化学研究所の調査によれば、B型とAB型の女性は貧血になりづらいという結果が出ている。