俳優・鈴木砂羽さん「我慢してがんばらなないで」頼り上手になる3つのキーワード「K・S・K」を専門家が解説
心構えができたら、あとは実践あるのみ。吉田さんによれば、頼り上手になるための3つのキーワードがあるという。
「敬意(K)・承認(S)・感謝(K)です。あなただから頼みたい、という理由、あなたがいてくれて助かった、という気持ちを伝えるのがポイント。特に相手の名前を呼んで『○○さん、いま話してもいいですか?』という切り出し方がベストですね。このとき『すみません』と言ってしまいがちですが、頼ることは悪いことだという印象を与えるので不要です。基本は『いつも、ありがとう』で充分。たとえ望みが叶わなかったときでも、話を聞いてくれたことに感謝を添えることで、相手はこれからも気持ちよく接してくれるはずです」(吉田さん)
鈴木さんは、アフターケアにもアドバイス。
「特に男性は『さすが』『すごい』『あなたのおかげ』と褒めちぎると、次からは率先して手伝ってくれるようになります(笑い)。女性の場合は『忙しい中、本当にありがとう!』と相手をねぎらう気持ちとともにちょっとしたプレゼントも渡しています。感謝をいかに伝えるかが大切ですね」
人に頼ることは決して「弱い」からではなく、これからの時代をしなやかに生きるための強さだ。また、頼り上手は頼られ上手でもある。まずは明日、誰かにちょっとしたことをお願いしてみることから始めよう。
※女性セブン2023年11月9日号
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