兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第221回 出費3000円で学んだこと】
ライターのツガエマナミコさんは、一緒に暮らす若年性認知症を患う兄の施設入居に向けて準備を進めています。まずは、ショートステイでお試しすることが決まりました。今回は、兄不在のツガエ家で起きたハプニングのお話です。
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冷凍庫のバスケットを洗ったら、あら大変
ショートステイ3泊4日はあっという間に終わってしまいました。
兄がいぬ間に区役所に行ったり、一人で映画を観たり、友だちと焼き鳥を食べたり、お墓参りをしたり、一人カラオケをしたり、書類をシュレッダーにかけたり、時間をかけてレンジ周りやお風呂場のお掃除などをしたツガエでございます。ずっとやりたくてできなかったことが心置きなくできてたいへん有意義だったことは確かなのですが、一番のトピックは「冷凍庫」のお掃除でございました。
冷蔵庫の中のパーツは年に一度は取り外して洗っているのですが、冷凍庫に関しては、恥ずかしながら購入した2018年から拭き掃除オンリー。メインバスケットを外して洗ったことがなかったのでございます。否、じつを申しあげると「これ取れるんだ!」と今回初めて気づいた次第でして、「えいやぁっ」と取り外して長年の汚れを洗い流したわけで