炊き込みご飯をパラっと硬めに仕上げる秘策「炊飯器の早炊きモードでピラフ風に」

　炊き込みご飯は、炊飯器の早炊きモードで炊くとパラッと仕上がることを知っていますか。料理家の小堀紀代美さんが、早炊きモードを使った炊き込みご飯レシピを教えてくれました。少し硬めのお米と具材がベストマッチ。炊き込みご飯によく合う副菜も紹介します。

※炊き込みご飯の材料は作りやすい分量（米2合分）です。それ以外は2人分です。

教えてくれた人

小堀紀代美さん

スパイスやハーブを使った料理に定評があり、料理教室も人気。近著は『ライクライクキッチンの食後のデザート』（文化出版局）。

カレー炊き込み

味つけは肉に絡めた下味のみ

「硬めのご飯が好きなので、普段は炊き込みよりピラフを作ることが多いですね」という小堀さん。炊き込むときはあえて米を浸水させず、早炊きで炊くそう。「硬めが好みの人におすすめです」（小堀紀代美さん・以下同）。

＜作り方＞

【1】米2合は洗う。豚薄切り肉150ｇは2cm幅に、種とわたを取り除いたピーマン2個、しょうが10gはせん切りにする。玉ねぎ1/4個（50g）はみじん切りにする。パクチー2株は根・茎をみじん切り、葉はざく切りにする。

【2】ボウルに水2カップ、カレー粉・しょうゆ・ごま油各大さじ1、砂糖小さじ2、塩小さじ1を入れて混ぜ合わせたら、豚肉と絡める。

【3】炊飯器に米、ピーマン、しょうが、玉ねぎ、パクチーの根と茎、【2】を入れたら2合の目盛りまで水を加えて全体を軽く混ぜ、早炊きモードで炊飯する。

【4】炊きあがったら黒こしょう適量を振って混ぜ、器に盛り、パクチーの葉をのせる。

＜ポイント＞

・パクチーは根と茎をみじん切りに、葉はざく切りに。「根と茎は炊き込んでだし代わりに。カレーとの相性がとてもいいので、好みで仕上げには葉をたっぷりのせるのがおすすめ」。

・「調味料はすべて豚肉にまとわせたら、残さず炊飯器に入れます。味つけが完了するうえ、コーティングすることで、肉が格段においしくなる効果も」。

オイルサーディンご飯

レーズンの甘みとサーディンの塩味のバランスが絶品

　旨みが豊富な食材を組み合わせることで、スパイスなどを使わなくても本格的な味わいに。「セロリの食感、レーズンの甘みがアクセント。オイルサーディンは、たっぷり2缶使って」。

＜作り方＞

【1】米2合は洗う。セロリ1/2本は斜め薄切りにする。葉の部分は粗いみじん切りにする。ミニトマト8個はへたを取り、4等分に切る。

【2】オイルサーディン2缶は、油を切る。

【3】炊飯器にセロリの葉以外の【1】、【2】、レーズン30g、水1 4/5カップ（米と同量）、ケイパーの酢漬け大さじ2、オリーブオイル大さじ1、塩小さじ1/2を加えて全体を軽く混ぜ、早炊きモードで炊飯する。

【4】 炊きあがったら、セロリの葉を加え、オイルサーディンを崩すようにして全体を混ぜ合わせる。器に盛り、黒こしょう・レモン汁各適量をかける。

＜ポイント＞

・「魚のにおいが気になるので、オイルサーディンの油は軽く切り、代わりにオリーブオイルを加えます」。

【あと一品レシピ】カリフラワーとくるみのサラダ

生のカリフラワーの歯応えと甘みを堪能

＜作り方＞

【1】カリフラワー250gは約15分間水に浸け、小房に分けて薄切りにする。

【2】ボウルにヨーグルト（無糖）50g、みじん切りにした玉ねぎ大さじ1、オリーブオイル大さじ1/2、レモン汁小さじ1、はちみつ小さじ1/2、塩小さじ1/4、白こしょう少量を入れて混ぜる。

【3】【2】に【1】と塩小さじ1/6を加えて混ぜ合わせる。トレビス3枚を手で小さくちぎり、くるみ20gを手で砕いて共に加え、さらに混ぜ合わせる。

撮影／宗田育子

※女性セブン2023年10月12・19日号
https://josei7.com/

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