「バナナは最強食品」と大谷翔平さんらメジャーリーガー、芸能人がバナナを愛する理由
美肌効果、貧血予防、便秘解消…あらゆる効果が期待され、本誌特集でもこれまで何度も「最強食品」として紹介してきたバナナは、日本人が最も多く口にしている果物といわれる。実際、スポーツ界、芸能界で輝く人たちはやっぱり食べていた。「バナナLovers」たちが明かす、バナナのすべらない話。
教えてくれた人
望月理恵子さん/管理栄養士、木澤健太さん/「Dole(ドール)」マーケティング部、松生恒夫さん/松生クリニック院長
アメリカ メジャーリーグで巻き起こっている“バナナフィーバー”
「サルは(足を)つらないんだよ。なんでかって? 毎日バナナを食べているからだよ。2本ね」
この発言は元メジャーリーガーで、現在は栃木ゴールデンブレーブスで現役生活を送るプロ野球選手の川﨑宗則選手(42才)が、メジャー時代の2014年に受けたインタビュー動画の一部だ。
好きな銘柄や産地について川﨑に聞くと、「(英語の発音で)“バナーナ"は世界各国どこでもおいしいですし、世界中どこでも食べられる。だからバナーナだったら何でも好きです。でも、アレルギーがあるかたもいるので、人にすすめることはしていません」と熱く語った。
7月29日、大谷翔平(29才)が2試合連続で両足がけいれんして途中交代したことを受け、米メディア『トーキン・ベースボール』が「川﨑宗則からのアドバイスが翔平にきくかもしれない」というコメントとともにその動画をアップ。3時間で40万人以上が9年越しの川﨑の「バナナ発言」を目にすることとなった。
実際に大谷がベンチでバナナを頰張る姿も目撃されており、実はいま、メジャーリーグではバナナに熱視線が注がれているのだ。
「WBCで活躍した侍ジャパンのラーズ・ヌートバー選手(25才)も、3月の中国戦で足をつってしまい、翌朝、母の久美子さんから“サルが足をつることはないよ、バナナ食べなくちゃダメじゃん!”というメッセージを受け取ったといわれています。実はヌートバー選手は子供の頃から川﨑選手のあの発言を強く意識していたそうなんです」(スポーツ紙記者)
このメジャーリーグで巻き起こっている“バナナフィーバー”について川﨑本人に直撃してみると、「バナナ発言が注目されたんですか? 知りませんでした。いま初めて知りましたよ」とのこと。
「だけどもちろん、当時の“バナナ愛”はまったく薄れていません。いまも朝と昼に1本ずつ、毎日2本食べています。朝は練習前にサプリメントやプロテインと一緒に、昼は昼食後のデザートとして試合の前に食べます。栄養もあり、消化も早いですし、ぼくの生活の一部になっていると言っていい。食べ始めたのは小学校のときから。マラソンがすごく速い友達がいて、“何を食べたらそんなに速く走れるの?”と聞いたら、“バナナ”と教えてくれたんです。それからもう何十年も食べ続けていますね」(川﨑)
芸能界でもバナナを愛する人は多い
「バナナLovers」が多いのは、球界だけではない。
矢田亜希子(44才)と真飛聖(46才)はテレビ番組のロケでパンケーキ店を訪れると、揃って「生クリームとバナナキャラメルのパンケーキ」を注文。矢田は「バナナがあったら絶対バナナがいい」「バナナという文字が見えたら絶対それを頼む」と強調。
同行していたアンタッチャブルの柴田英嗣(48才)も「バナナを食べてない週がない」とアピールしたが、矢田と真飛に「週どころか毎日食べてる!」とダメ出しを食らう始末。真飛も「金の房」と呼ばれる“お気に入りバナナブランド”について熱く語っていた。
引き締まった美ボディーで知られる中村アン(35才)は、「朝バナナ」を実践しており、過去にインタビューでこう語っている。
<朝はどうしても忙しく、ゆっくり朝ご飯を食べる時間がないのですが、バナナならサッと食べられるので朝はだいたいバナナです。持ち運びできるところも便利ですよね>
半世紀以上前から“バナナ愛”を貫くのは、元ボクシング世界チャンピオンのガッツ石松(74才)。15才で上京したときに初めて食べ、そのおいしさに感動。デビュー戦のファイトマネー(手取り3500円)を、当時まだ高級品だったバナナに全額費やしたという。「あちこちにバナナを置いて、いつでも食べられるようにしていた」というほどで、厳しい減量もバナナを食べて乗り切っていたそう。
2006年には、長女でタレントの鈴木佑季(50才)とともに日本バナナ輸入組合主催の「第1回勝手にバナナ大賞」を受賞している。