介護福祉士・安藤なつさんら経験者が語る「介護はひとりで抱えないで」安心の頼り先を見つける5つのステップ
【STEP1】地域包括支援センターへ
市町村に設置された公的機関であり、高齢者の生活における不安を解消するための相談事を受け付けてくれる。住んでいる地域でどんなサービスが受けられるかを、介護が始まる前であっても早い段階で確認・相談すべし。電話でも受け付けてもらえる。
【STEP2】市区町村の窓口で要介護認定を受ける
受けられるサービスや使える介護保険の内容は「要介護認定」の度合いで決まる。要介護認定は市区町村の窓口から申請する。
【STEP3】ケアマネジャーの決定
介護が始まったら欠かせない「頼り先」。地域包括支援センターや居宅介護支援事業所などで紹介してもらえる。ただし人によって仕事の濃淡があり、相性もあるため、合わなかったらすぐに替えるべし。
【STEP4】各種サービスを受ける
訪問看護や入浴サービスなど、ケアマネジャーを通して受けられるサービスも重要な「頼り先」。それらのスタッフたちと関係性を築くことで、何かあったときに手を差し伸べてもらいやすくなる。
【STEP5】医師・施設を探す
「もしものとき」のために看取りを行ってくれる医師や、引き受けてくれる施設もまた「相性」が重要。在宅医療に詳しい医師は訪問看護師やかかりつけ医に、施設に入るタイミングはケアマネジャーをはじめとした第三者に相談するといい。
取材・文/土屋秀太郎 取材/小山内麗香、戸田梨恵、伏見友里、平田淳、三好洋輝 写真/PIXTA
※女性セブン2023年9月21日号
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