58才女性「脱・小麦生活3週間」で体重が減って体すっきり!驚きのビフォー・アフターを公開
フローリストの倉重幸子さん(仮名)(58)の悩みは体重についてだという。
「年齢とともに体重がまったく落ちなくなってしまったのが最近の悩みでした。小麦を抜くとやせる、と聞いたことはあったのですが、体重に変化があるのは3か月以上経ってからと知って、それは大変そうだなと‥‥。ですから、まずは3週間試して、きつければやめようと思って始めました」
と言う倉重さんの当初の体重は66kg、腹囲は80cmだった。
朝は毎日パンを食べる習慣がある以外、小麦食品はそれほど摂っていないと思っていたが、食事を記録していくと、思いのほか小麦食品を食べていたことに気づいたという。
「家で小麦食品はほとんど食べませんが、イタリアンが好きなので、外食はだいたいパスタやピザ。昼にはコンビニエンスストアで冷たいうどんやそばを購入することが多かったことに気づきました」
そこで、朝はヨーグルトとバナナなどのフルーツ、昼はおにぎりとサラダ、夜は野菜と肉をメインにした和食を意識して摂るようにしたという。
「食生活を丸っきり変えてしまうとストレスになりそうだったので、たまの外食時だけは、大好きなイタリアンを食べてもよいと決めておきました。でも実際は、レストランでもできる限り肉料理やリゾットを選ぶようにしました」
そうして3週間続けたところ、体重は2kg減って64kgに、腹囲は4cm減って76cmになった。むくみが解消されたのか、減った体重の数値以上に、くびれがしっかりできたのがうれしかったという。
「特に運動もせず、カロリーも気にせず、小麦を抜いた食事を意識しただけでこれだけ結果が出るとは思いませんでした。しかも3か月といわず3週間で。私がやったことといえば、主食をご飯に据えた“完全和食”にしたくらいで、工夫らしい工夫もしていません。しかも、お菓子は結構食べていたんですよね(笑い)。大好きなパスタやパンが食べられないと思うと余計に食べたくなって、1週間目はつらかったので、その分アイスクリームやおせんべいなど、小麦を使っていないお菓子を食べることで乗り切っていたんです。毎日のようにお菓子を食べていたので、それでも体重が減ったのは、やはりすごいなと」
体重の変化は3週間が終了してからわかったが、開始早々、下しやすかったお腹のトラブルが減ったことを実感しており、それも続けるモチベーションになったという。
「今回の体験で得たこととしてはもうひとつ、食品表示を見る癖がついたこと。小麦を使った食品が世の中にいかに多いのかを実感しました。特に市販の総菜には小麦がたっぷり使われているんですよね。同時に添加物もこんなに入っているのかと気づきました」
3か月続ければ、もっとやせそうだが、今後は適度に小麦抜きを意識しながら、体がよい方向へ変化するのを気長に楽しみつつ、小麦とも上手につきあっていきたいという。
教えてくれた人
スクエアクリニック院長 本間良子さん
日本抗加齢医学会専門医。日本で唯一の副腎疲労外来・グルテンフリー外来を開設。最先端医療に基づいた栄養指導を行う。著書に『長生きしたけりゃ小麦は食べるな』(アスコム)など。
取材・文/番匠郁
※女性セブン2023年8月17・24日号
https://josei7.com/
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