兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第200回 ツガエ、兄の施設入居を考える】
「兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし」が、連載200回を迎えました。いつもご愛読いただきありがとうございます。
記念すべき節目の回ですが、ツガエマナミコさんと兄の暮らしに、特別の変化があるわけではありません。排泄のことをはじめ、進行する兄の症状と格闘しながら、本日もマナミコさんは、介護とは、そして人生とは…と思いを巡らせています。

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「いよいよかな」と思うことが増えてきました
初夏の候、みなさまいかがお過ごしでございましょうか。
ついに200回を迎えてしまいました。
お時間を割いてお読みいただいている方々がいるからこその連載でございます。足掛け4年といったところでしょうか。改めまして、本当にありがとうございます。
「そろそろ施設をお考えになった方が…」とおっしゃっていただくたびに、「負けてたまるか」という変な力が湧いてくるあまのじゃくでございまして、なんとか日々を生きております。
でもこのところ、兄の排泄物陳列罪には手を焼いておりまして、さすがに「いよいよかな」と思うことも増えてまいりました。デイケアの連絡帳にもお粗相の情報はお知らせしておりまして、「もう少しデイケアの日を増やしてみてはいかがでしょうか?」というお言葉をいただきました。