春が旬!山菜&豆の簡単”丼”レシピ11選「うるいやふきのとうのほろ苦さを味わって」
春野菜の代表格といえば、独特の苦みや香りが際立つ山菜類。また、歯ごたえを楽しみたい豆類もおいしい時期。そこで料理研究家の金子文恵さんに、山菜と豆を使った丼レシピを教えてもらいました。お手軽な丼で旬のおいしさをたっぷり味わって。
山菜や豆を使った「丼」レシピ11選
※材料は記載がないものはすべて1人分です。
※電子レンジは600Wを使用しています。
※基本、ご飯は適量を器に盛り、具材をのせます。
1. うるいの豚バラコチュジャン丼
うるいの食感が際立つ豚バラ丼
【作り方】
【1】うるい1本は葉2枚を8㎝長さに、残りを5mm幅の斜め切りにする。豚バラ肉80gは一口大に、玉ねぎ1/8個は5mm幅のくし形切りにする。
【2】コチュジャン小さじ2、酒大さじ1、しょうゆ小さじ1、酢・片栗粉各小さじ1/2を混ぜる。
【3】フライパンにごま油小さじ1、玉ねぎ、みじん切りにしたにんにく小さじ1/2を入れて中火にかけ、香りが立ったら豚肉を加えてほぐすように炒める。豚肉の色が変わったら【2】を加え、からめるように炒める。ご飯にうるいをのせて【3】を盛り、白ごま適量を振る。
2. ふきのとうと豚肉のみそバタ丼
みそ&バターのこってりが食欲そそる
【作り方】
【1】ふきのとう5個は根元と外側の葉を取り、半分に切ってすぐに水に漬け、30分ほどおく。
【2】豚こま肉80gは一口大に切る。
【3】みそ・しょうゆ各小さじ2、酒・砂糖各小さじ1、みりん小さじ1/2を混ぜ合わせる。
【4】フライパンにサラダ油小さじ1と【2】を入れて中火にかけて炒め、半分ほど肉の色が変わったら水気を切った【1】とバター5gを加えさらに炒める。
【5】肉の色が変わったら【3】を加えてからめるように炒め、ご飯にのせる。
3. たけのこと香味野菜のカリカリしらす丼
香ばしさと歯ごたえをとことん楽しむ
【作り方】
【1】ゆでたけのこ(穂先)30gは繊維に沿って3㎝長さの千切りに、三つ葉とせりは3㎝長さに切る。
【2】混ぜ合わせた【1】をご飯にのせる。
【3】フライパンにオリーブオイル小さじ2としらす20gを入れ、弱火でじっくりと炒めカリカリにする。油ごと【2】にかけ、しょうゆ小さじ1をたらす。
4.たらの芽とツナのごまみそ丼
苦みをごまみそ味でマイルドに
【作り方】
【1】たらの芽5~7本は根元の皮をむき硬い部分を縦に削ぐ。
【2】鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩ひとつまみを加えて【1】を1分ゆでる。ざるにあげて冷まし、縦半分に切る。
【3】ボウルに白すりごま・みそ・砂糖各小さじ2、酒小さじ1、しょうゆ小さじ1/4を混ぜ合わせる。
【4】【3】に【2】、油を切ったツナ缶(油漬け)を加えて和える。ご飯にのせる。
5. たけのこと豚肉のエスニック丼
柔らかなレンチン豚肉とたけのこが合う!
【作り方】
【1】ゆでたけのこ60g、豚肩ロースブロック80gは一口大に切る。小ねぎ2本は根元10㎝をみじん切りにする。
【2】【1】を耐熱皿に入れ、みじん切りにしたにんにく小さじ1/2、種を除いた赤唐辛子1/2本、ナムプラー小さじ2、砂糖小さじ1、酒大さじ11/2、ブラックペッパー少量をしっかりと揉み込み、5分ほど馴染ませる。ふんわりラップをして、電子レンジで3分加熱する。
【3】残った小ねぎ2本の上部を2㎝長さに切り、【2】に加え再びラップをして2分ほど蒸らし、ご飯にのせる。
6. たけのこ入り牛丼
たけのこの食感を存分に味わえる
【作り方】
【1】フライパンにしょうゆ大さじ11/3、酒大さじ1、砂糖・みりん各大さじ1/2、水大さじ3、5mm幅のくし形切りにした玉ねぎ1/8個、千切りにしたしょうが1/2片を入れて中火にかけ、煮立ったら一口大に切った牛切り落とし肉100gをほぐし入れる。
【2】5mm幅のくし切りにしたゆでたけのこ30gを加え、弱火で8分ほど煮る。
【3】ご飯の上に【2】をのせ、木の芽適量をあしらう。
★タイ風にアレンジ
ゆでたけのこ、玉ねぎ、牛肉を、みじん切りにしたにんにく1/2片、種を除いた赤唐辛子1/2本、ナムプラー小さじ2、オイスターソース・しょうゆ各小さじ1、酒大さじ1、砂糖・みりん各大さじ1/2、水大さじ3で煮込む。好みでバジルの葉を加える。
7. さやいんげんの中華炒め丼
いんげんの歯ごたえがクセになる!
【作り方】
【1】さやいんげん12本は長さ3㎝に切ってごま油小さじ1をからめる。
【2】しょうゆ小さじ2、砂糖小さじ1/2、花椒(パウダー)少量を混ぜ合わせる。
【3】フライパンに豚ひき肉25gを入れ中火で炒め、ひき肉がポロポロになったら、長ねぎのみじん切り大さじ1、にんにく・しょうがのみじん切り各小さじ1/2、種を除いた赤唐辛子1/2本を加えて炒める。
8. そら豆とカニカマのとろとろオムレツ丼
とろとろオムレツにそら豆が映える
【作り方】
【1】そら豆6粒は薄皮に切り込みを入れ、ふんわりラップをして電子レンジで40秒加熱する。粗熱が取れたら薄皮をむく。
【2】ボウルに卵2個を入れて溶き、マヨネーズ大さじ1、牛乳大さじ1/2、塩小さじ1/4、こしょう少量を加えてよく混ぜ、【1】、ほぐしたかに風味かまぼこ(カニカマ)30gを加える。
【3】直径約15cmのスキレットを熱してオリーブオイル大さじ1/2を入れて馴染ませる。【2】を注ぎ入れ、縁が固まったら中央に向けて混ぜ火を止める。
【4】【3】をご飯にのせ、ケチャップ適量を絞る。
★天津飯風にアレンジ
長ねぎのみじん切り大さじ1、しょうゆ・酢・砂糖各小さじ2、ケチャップ大さじ1/2、片栗粉小さじ1/2を耐熱容器に入れてよく混ぜ合わせ、ラップをせずに電子レンジで加熱して作った甘酢あんをかける。
9. スナップえんどうの明太クリチー丼
お酒のおつまみとしてもいけそう
【作り方】
【1】スナップえんどう9本は筋を取り、ふんわりラップをして電子レンジで1分20秒加熱する。粗熱が取れたら斜め半分に切る。
【2】ボウルに薄皮を取り除いた明太子10g、常温に戻したクリームチーズ10g、薄口しょうゆ少量を入れてよく混ぜ合わせ、【1】を加えて和える。
【3】ご飯にのせ、刻みのりを適量あしらう。
10. グリーンピースとチキンのトマト煮丼
豆の歯ごたえと色がアクセントに
【作り方】
【1】ひと口大に切った鶏もも肉100gは塩小さじ1/4を揉み込んで10分おき、小麦粉小さじ1をまぶす。
【2】フライパンにオリーブオイル大さじ1/2を中火で熱し、【1】を皮目から焼く。焼き色がついたら返し、みじん切りにした玉ねぎ1/8個分、みじん切りにしたにんにく小さじ1/2を加えて炒める。
【3】香りが立ったら1cm角に切ったトマト50gを加えて軽く炒める。さやから出したグリーンピース30g、白ワイン大さじ3を加え、アルコールを飛ばす。
【4】トマトペースト大さじ1、しょうゆ小さじ1を加え、蓋をして弱火で8分ほど煮る。
【5】蓋を取り、中火で1分ほど煮詰めてご飯にかける。
11. 絹さやだれのつくね丼
レンチンつくねに絹さやの食感を添えて
【作り方】
【1】絹さや5枚は筋を取り、5mm幅の斜め切りにする。
【2】鶏ももひき肉100g、長ねぎのみじん切り大さじ2、すりおろししょうが小さじ1/2、おからパウダー小さじ2、豆乳(または水)小さじ2、マヨネーズ大さじ1/2、しょうゆ小さじ1をボウルに入れ、よくこねて楕円に成形する。
【3】ポン酢大さじ1、水大さじ11/3、片栗粉小さじ1/2をよく混ぜ合わせる。
【4】【2】を耐熱皿に入れ、【3】を回しかけてラップをせずに電子レンジで2分20秒加熱する。
【5】取り出して【1】をつくねのまわりに散らし、ラップをせずに電子レンジで40秒加熱する。つくねをひっくり返し、ラップをしてそのまま置き、2分ほど蒸らす。ご飯にのせる。
教えてくれた人
金子文恵さん/料理研究家
レシピ開発、コラム執筆、料理教室など多方面で活躍中。近著に医師との共著『免疫力があがる 「昆布水」レシピ』(高橋書店)。
撮影/市瀬真以 取材・文/大勝きみこ
※女性セブン2023年4月27日号
https://josei7.com/
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