60周年!3分クッキング出演秘話「6回試作して撮影に臨んだ」石原洋子さんの人気レシピ
材料(4人分)
かに(身)…100g
酒・しょうがすりおろし…各小さじ1
絹ごし豆腐…1丁
卵…1個
長ねぎ…1/3本
油…大さじ1
水…1カップ
A[酒…大さじ1 しょうゆ…小さじ1 塩…小さじ1/2 こしょう…少量] B[片栗粉…大さじ1 水…大さじ2]
ごま油…小さじ1
【作り方】
【1】かには軟骨を取り除いて粗くほぐし、酒としょうがをふって混ぜておく。長ねぎは小口切りにする。
【2】豆腐はトレーにあけて傾け、軽く水気を切る。卵は溶きほぐす。
【3】中華鍋に油を熱し、長ねぎをさっと炒め、かにを入れさっと炒め合わせる。油が回ったら水を加え、Aで調味する。豆腐を大きく崩して入れ、豆腐が熱くなるまで煮る。
【4】【3】にBの水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。卵を流し入れて大きくかき混ぜながら火を通し、ごま油で香りをつける。
★思い出エピソード
白米にもよく合い、これがあればご飯がどんどんすすみます! かに風味かまぼこを代用してもおいしく、よりお手頃に作れますよ。
3分クッキングの歴史
■1963年 日本テレビで「3分クッキング」が放送開始
■1969年 放送時間が5分から10分になる
■1983年 レシピにエネルギー、たんぱく質、塩分量の栄養表記が加わる
■1995年 放送が1万回を超える
■1996年 WEBサイトを開設
■2014年 番組HPをリニューアルし、スマートフォン対応に
■2022年 紹介するレシピの材料の基本が2人分に。12月から毎週水曜日が「プラスエコの日」に
7つの番組トリビア!
知ればもっと番組が楽しめる7つのトリビアを紹介!
1. “3分”は簡単・便利の代名詞
「3分以内で作れる料理の紹介」と誤解していた人も多いのでは? もちろんそんなことはなく、番組開始当初は5分番組で、放送時間が正味3分だったことが由来。現在の放送時間は10分だが、簡単・便利の代名詞として“3分”を継続。
2. お馴染みのオープニングが60周年を機にリニューアル!
番組名を聞いて誰もが思い浮かべるのが、『おもちゃの兵隊のマーチ』に合わせて踊る、キユーピーとヤサイな仲間たち。60周年の節目にオープニングとエンディングの映像がリニューアルされ、キユーピーたちが新たなダンスを披露している。
3. 忙しくても作れるレンチンやワンパンレシピが増加
「簡単・便利・毎日の献立作りに役立つレシピ」というコンセプトは60年間変わらない。近年はフライパン一つでできる「ワンパンレシピ」や電子レンジを使った時短レシピなど、忙しくても手軽に作れる料理も数多く提案している。
4. 週前半はなるべく簡単に後半は手の込んだ料理も!
週の前半は忙しくてもパパッと作れるレシピ、後半は少し手間をかけて楽しんでもらえるレシピと、作る人の気持ちに寄り添って番組を構成。節分やこどもの日などの行事食も現代風にアレンジして、料理が楽しくなる工夫もしている。
5.登場回数がいちばん多い講師は藤井恵さん
60年の歴史の中では数多くの講師が登場しているが、その中でもっとも登場回数が多いのは藤井恵さん。2003年から2021年まで18年間レギュラーとして出演し、約1400のレシピを紹介している。
6. 毎週水曜日はエコなレシピが登場
エコに対する意識の高まりから、2022年12月7日の放送から毎週水曜日に。『プラスエコの日』に。食材を無駄なく活用する工夫や、省エネにつながるアイデアを加えたレシピを紹介している。
7. アナウンサーも試作してから収録に
味やポイントを自分の言葉で伝えるため、アシスタントのアナウンサーも自宅で試作し収録に臨むそう。特に川畑一志さんは、すべての料理を作っているとか。
教えてくれた人
石原洋子さん/料理研究家
2007年4月2日から2022年3月11日まで「キユーピー3分クッキング」講師を務めた。主宰する料理教室は45年以上にわたって人気。しっかりした基礎と豊富な知識に基づいたレシピは繰り返し作りたいと好評。
撮影/榎本修 取材・文/青山貴子
※女性セブン2023年2月2日号
https://josei7.com/
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