趣味が見つかる「学び系YouTube」30選 人気の理由とおすすめ動画を専門家が厳選
語学
一番人気はやはり英語で、チャンネル数も多い。基礎から学べるものや発音に特化したものなど、自分の目的に合わせて、チャンネルが選べそうだ。
StudyInネイティブ英会話 登録84.8万人
https://www.youtube.com/@StudyIn
StudyInネイティブ英会話
帰国子女バイリンガル“みっちゃん”と、文法に強い“せいけ”、関西弁の帰国子女“アンジー”のやりとりを楽しみながら英語が学べるこのチャンネルは、留学メディア会社「ブルード」がコロナ禍の2020年に始めたもの。動画にも登場している同社の動画メディア事業部の清家雄也さんは、始めたきっかけを次のように話す。
「コロナ禍で、各国で留学生の受け入れが中止になり、仕事が激減。留学したい人は英語を勉強するはずと考え、YouTubeを始めました。
0才から英語と日本語を同時に覚えたバイリンガルのみっちゃんが説明する英語のニュアンスはとても参考になると思います。ただ学びがあるだけでは英語を含めて学習は続かないと思い、笑いや面白さを取り入れたいと試行錯誤を重ねた結果、ぼくとみっちゃんのかけあいスタイルになりました」。
動画を撮る際、気をつけている点は「視聴者目線」だと清家さんは言う。
「ぼくが生徒役になって日本人学習者の疑問を代弁し、先生役のみっちゃんが解消するという設定を貫いています。英語の疑問を持つ視聴者さんに配信前に見てもらって、改善点などの指摘を受け、それを参考に追加撮影や編集をしています」(清家さん・以下同)。
動画企画から配信まで長いもので約3週間かけて作り上げている。その甲斐あって、視聴者からは「リアルに勉強の成果が出た」などの声も多い。この動画を見て勉強した結果、英検1級に受かった人や、英語が好きになり、外国語大学に合格した人もいるという。「楽しみながら英語を身につける人が増えてほしいですね」。
だいじろー Daijiro 登録42.2万人
https://www.youtube.com/@daijirojp
立命館アジア太平洋大学卒業。学生時代から世界各国の人の英語の発音に触れていたことから、独学で音声学を学び、現在は日本人向けの英語発音を指導しているだいじろーさん。サッカー元日本代表の本田圭佑選手の発音指導も行っている。
「2019年に英語発音と笑いに特化したチャンネルがないことに気づき、動画チャンネル『【エセ日本語】外国人には日本語がこう聞こえる』を開設(現在、総再生回数は700万回超)しました。少しでも発音に興味を持ってもらうために、笑い・皮肉・文化を絡めて動画を作っています」(だいじろーさん)。
トリリンガルのトミ【韓国語講座】登録9.49万人
https://www.youtube.com/@Trilingual_Tomi
中学から高校まで韓国に留学し、アメリカの大学を卒業したトリリンガル通訳士のトミさん。2019年に開設したときは、当時運営していた韓国語教室の生徒向けだったが、生徒以外からのコメントも増えたことから、いまは独学の人に向けて配信している。
「特徴は、教科書をそのまますべて動画にしたような内容です。私の動画は入門・初級~中級を順番に学習していくだけで、それぞれの実力が身につきます。実際に私の動画だけで韓国語を学び、TOPIK4級(※3)に合格したかたもいます」(トミさん)。
※3 韓国語能力試験。4級は中級レベル。
ヨガ
体を動かすチャンネルの中で人気が高く、チャンネル数の多いヨガ。短時間で続けやすい動画や、体の硬い人向けなど種類も幅広い。