山梨名物「ほうとう鍋」を味わい尽くす!「豚キムチ風に味変、シメはカレー&チーズで」
冬の食卓に欠かせない鍋ですが、最近ちょっとマンネリ気味…という方、山梨県のソウルフードである「ほうとう鍋」を味わってみませんか?山梨県出身の料理人・小林和也さんが、旬の野菜をどっさり使ったほうとう鍋の作り方を伝授。味変の仕方やシメも一緒に教えてもらったので、合わせてご紹介します!
鍋いっぱいに作って食す山梨県民の「ソウルフード」
「ほうとう鍋は山梨県民にとって、よく食卓に上がるカレーみたいな存在。実家では畑で採れた旬の野菜をどっさり入れ、大きな鍋で作って2日くらいかけて食べていました」と小林さん。翌日は麺も野菜もトロトロに煮込まれて、さらに旨みが増すという。
「山梨ではみそを手作りする家庭が多いので、使うみそによって味が決まる、まさに“おふくろの味”です」
「ほうとう鍋」の作り方
何杯でも食べられる野菜のだしが溶け込んだホッと懐かしい味
煮干し入りの和風だしに、野菜と豚肉の旨みがじんわりと溶け込む。かぼちゃを煮る時間は好みに合わせて。麺の打ち粉が溶けたとろみも味わうのが、山梨流。
【材料】(3人分)
かぼちゃ…300g
ごぼう…60g
にんじん…中1本
長ねぎ…11/2本
大根…1/4本
油揚げ…3枚
しめじ…1パック
だし汁…6カップ
煮干し…6本
豚バラ肉…200g
ほうとう麺…3人分
信州みそ…75g
■ご当地食材
ほうとうはゆで麺より、粉付きの生麺が◎。野菜はそのとき採れた旬のものなら何でもヨシ! 店では『八ヶ岳やさい小林農園』の野菜を使用。「ほうとうは給食でもよく出ていましたね」(小林さん)。
【作り方】
【1】かぼちゃ・ごぼう・にんじんは乱切りに、長ねぎは斜め切りに、大根・油揚げは短冊切りにする。しめじは石突きを取ってほぐす。
【2】鍋にだし汁、煮干し、大根、にんじんを入れて火にかけ、ふたをして10分ほど煮る。
【3】豚バラ肉、ほうとう麺、残りの【1】の具材をすべて入れ、ふたをして6分ほど煮る。
【4】みそを溶き入れ、2~3分煮る。
★おいしく作るPOINT
みそはご当地「信州みそ」がベスト。なければ家庭にあるだしの入っていないみそを使って。香りが飛ばないよう、みそは仕上げに溶き入れ、2~3分煮込んだらできあがり。