ほくほく食感!旬のさつまいも”紅あずま”で作るお酒に合う料理「カマンベールでポテサラも」
“さつまいも”は、寒くなると青果コーナーに多くの品種がならぶ。なかでも人気の『紅あずま』は、さっぱりした甘さで煮崩れしにくいので料理のアレンジは無限大。そこで、料理研究家の武蔵裕子さんと堤人美さんが、紅あずまを使った料理を教えてくれました。旨みたっぷり、ほくほくした食感を楽しんで!
※材料は特記以外、すべて2人分です。※電子レンジは600Wで加熱します。
※各料理に使用するさつまいもは、記載の品種以外のものでも調理できます。
※さつまいもは作り方に記載がない場合、皮付きのまま使います。
※【武】は武蔵裕子さん、【堤】堤人美さんが考案したレシピです。
→さつまいも「紅あずまと紅はるかの違いは?」ほくほく?ねっとり?品種ごとの食感の違いや甘い芋の見分け方
手羽中のレモンじょうゆ煮
レモンの酸味が甘さを引き立てる【武】
<材料>
紅あずま…250~300g
手羽中…6~8本
国産レモン(薄切り)…3枚
水…1カップ
砂糖…大さじ1
しょうゆ…大さじ1弱
<作り方>
【1】紅あずまは1cm厚さの半月切りにし、水に2~3分さらして水気をきる。レモンはよく洗い、皮付きのままいちょう切りにする。
【2】鍋に【1】と手羽中を並べ入れ、水・砂糖・しょうゆを加えて強火にかける。煮立ったら中火弱にし、落としぶたをして汁気が少なくなるまで7~8分煮る。
黒ごまたっぷりかき揚げ
黒ごまをまとわせ香ばしいおつまみに【武】
<材料>
紅あずま…200~250g
黒いりごま…大さじ1
天ぷら粉(指定の比率の水で溶いたもの)…1/3カップ
サラダ油・塩…各適量
<作り方>
【1】紅あずまは5~6cm長さのやや太めの棒状に切り、水に2分さらして水気をきる。
【2】天ぷら粉に黒いりごまを加えて混ぜ、冷蔵庫で冷やす。
【3】【2】に【1】のさつまいもを加え、混ぜ合わせる。
【4】鍋にサラダ油を入れて中温(170~180℃)に熱し、【3】をひと口大にまとめて2~3分揚げ、器に盛って塩を添える。
豚ひき肉のウースターバター炒め
こっくりしたバター風味で赤ワインにぴったり!【堤】
<材料>
紅あずま…300g
豚ひき肉…200g
レーズン…大さじ2
水…大さじ3
酒…大さじ1
バター…小さじ2
塩・こしょう…各少量
【A】
ウースターソース…小さじ2
しょうゆ…小さじ1/2
にんにく(すりおろし)…少量
<作り方>
【1】紅あずまは細長く乱切りにし、水に3分さらして水気をきる。
【2】フライパンにバターを溶かし入れ、【1】を中火でサッと炒め、水と酒を振り加えてふたをして弱火で3分蒸す。
【3】【2】に豚ひき肉を加えて2分ほど炒め、塩・こしょうを振る。合わせた【A】を加えてひと混ぜし、レーズンを加える。
カマンポテサラ
カマンベールのコクとナッツの食感に箸が止まらない【堤】
<材料>
紅あずま…350g
カマンベールチーズ…100g
くるみ…20g
ハム…3枚
塩・こしょう…各少量
【A】
ヨーグルト・マヨネーズ…各大さじ3
はちみつ…小さじ1
<作り方>
【1】紅あずまは皮をところどころむき、2cm厚さに切って3分水にさらす。
【2】鍋にさつまいもとたっぷりの水(分量外)を入れ、火にかける。沸騰後6~7分ほど、竹串がスッと通るぐらいになるまでゆで、ざるにあける。
【3】【2】を鍋に戻して弱火にかけ、水気を飛ばす。
【4】【3】をボウルに入れて粗く潰し、温かいうちにカマンベールチーズをちぎって加え入れ、混ぜる。さらに砕いたくるみと【A】を加えてよく和える。
【5】【4】の粗熱がとれたら、2cm角に切ったハムを加え、塩・こしょうで味を調える。
教えてくれた人
料理研究家 武蔵裕子さん
家庭で3世代の料理を作ってきた経験から、幅広い世代に愛される家庭料理を提案し続けている。著書は『ムダゼロ献立』(主婦の友社刊)など。
料理研究家 堤人美さん
出版社勤務の後、料理の道に。食材の組み合わせ方にセンスが光り、簡単でおしゃれな料理が人気。著書は『挽き肉料理』(グラフィック社刊)など。
撮影/菅井淳子、鈴木泰介、深澤慎平
※女性セブン2022年10月13日号
https://josei7.com/
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