料理研究家・エダジュンさん考案のネオ餃子「世界の名物料理をギュッと詰め込んで包む」
まだまだ海外旅行を気軽に楽しめない今だからこそできる『食の世界旅行』。餃子なら、さまざまな食材と相性が良く、手軽に作れちゃいます。そこで、パクチーをはじめ、スパイスなどを巧みに使った異国情緒漂う料理が得意な料理研究家のエダジュンさんが、ワールドワイドなネオ餃子を考案。世界中の味をおいしく包み込む、餃子の懐の深さをご覧あれ!
※材料はすべて2人分(10個分)です。焼き方は、タンドリーチキン餃子を参照してください。
皮の中に世界の味を詰め込んで
餃子のおいしさについて、「餃子が最高においしい瞬間って、ガブッと噛んだとき。旨みがジュワッと広がって、これぞ餃子の真骨頂だと思います」とエダジュンさんは。つまり、「餃子は何を包んでもおいしい!」とのこと。
「フルーツや甘いものだって包んでOK。ハーブや梅干し、高菜などしっかりした味のものを入れると、調味料も減らせます。水分が出る野菜を使わなければ、塩もみして水気を絞る手間もナシ。好みの具材を包んでみてください」(エダジュンさん・以下同)
【インド】タンドリーチキン餃子
まさにタンドリーチキンそのもの!たれはハニーレモンがベストマッチ。餃子を引き立てる甘酸っぱい名脇役
<作り方>
【1】ボウルに鶏ももひき肉100g、ヨーグルト・トマトケチャップ各大さじ1、カレー粉・にんにくのすりおろし各小さじ1/2を入れ、粘りが出るまで混ぜる。10分ほど休ませ、薄力粉小さじ1を加え混ぜ、餃子の皮10枚で包む。
【2】フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、【1】を並べて中火で焼く。焼き色がついたら、餃子の1/3が浸るくらい水を入れ、ふたをして強火で3分ほど焼く。ふたを取り、水気がなくなるまで焼く。
【3】器に盛り、レモン汁大さじ1、はちみつ小さじ1を混ぜ合わせたたれにつけて食べる。
【タイ】ガパオパクチー餃子
パクチー&バジルのW使いで、ひと口食べれば異国気分満点!
<作り方>
【1】ボウルに鶏ももひき肉80g、パクチーのみじん切り1株分、ナムプラー・オイスターソース・バジル(乾燥)各小さじ1、砂糖小さじ1/2を入れ、粘りが出るまで混ぜ、餃子の皮10枚で包む。
【2】同様に焼いて器に盛り、ざく切りにしたパクチー適量を盛る。
【スウェーデン】えびとディルのクリームチーズ餃子
ディルの香りがエレガント!クリームチーズで濃厚に。ディップソースはゆで卵とマヨネーズで簡単
<作り方>
【1】むきえび100gは叩いてなめらかにする。ディル10茎(パクチーや青じそでも可)は葉を手でちぎる。
【2】ボウルに【1】、クリームチーズ1個(18g)、塩ひとつまみを入れて混ぜ、餃子の皮10枚で包む。【3】同様に焼いて器に盛り、ゆで卵1個、マヨネーズ大さじ1を混ぜ合わせた
【日本】鮭の梅しそ餃子
梅と青じそでさっぱり。まるでニッポンの朝ごはん
<作り方>
【1】生鮭(切り身)大1枚(100g)は皮と骨を除き、身を叩き切る。梅干し2個は種を除いて叩く。
【2】ボウルに【1】、青じそのみじん切り8枚分、室温に戻したバター小さじ1/2を入れて混ぜ、餃子の皮10枚で包む。
【3】同様に焼いて器に盛る。
【メキシコ】タコス餃子
ピリ辛サルサソースをたっぷりとサラダ感覚でさわやかに食べられる
<作り方>
【1】ボウルに牛豚合いびき肉100g、塩ひとつまみ、トマトケチャップ・マヨネーズ各小さじ2を入れ、粘りが出るまでよく混ぜ、餃子の皮10枚で包む。
【2】ミニトマト5個は縦6等分に切り、さらに半分に切る。ピーマン1/2個、紫玉ねぎ1/8個は5mm角に切る。
【3】ボウルに【2】、レモン汁小さじ2、オリーブオイル小さじ1、ペッパーソース・チリパウダー各小さじ1/4、塩ひとつまみを入れて混ぜ合わせる。
【4】同様に【1】を焼いて器に盛り、【3】をかけて食べる。
【韓国】ツナビビンパ餃子
ご飯を詰めてもっちりおいしい!レタスを巻いて召し上がれ
<作り方>
【1】ツナ缶(オイル漬け)1缶(70g)は油を切ってボウルに入れる。ご飯40g、コチュジャン小さじ1、しょうゆ・ごま油各小さじ1/2を加え混ぜ、餃子の皮10枚で包む。
【2】同様に焼いて器に盛り、サニーレタス・キムチ適量を添える。餃子とキムチをレタスで巻いて食べる。
【台湾】魯肉飯(ルーローハン)餃子
五香粉が華やかに香る。鶏がらスープに浸してツルンと
<作り方>
【1】ボウルに豚ひき肉100g、高菜漬け20g、オイスターソース小さじ2、五香粉小さじ1/4、粗びき黒こしょう少量を入れ、粘りが出るまで混ぜ、餃子の皮10枚で包む。
【2】同様に焼いて器に盛り、鶏がらスープ適量に小口切りにした万能ねぎ適量を入れ、餃子を浸して食べる。
教えてくれた人
料理研究家 エダジュンさん
管理栄養士の資格を持ち、『Soup Stock Tokyo』を経て独立。パクチーボーイとして活動し、手軽なアジアごはんが得意。『ほぼ10分でアジアのスープ』(誠文堂新光社)など著書多数。
撮影/玉井幹郎
※女性セブン2022年9月15日号
https://josei7.com/
●皮から作るもちもち水餃子の作り方レシピ|シンプルで簡単!|ウー・ウェンさん