アルポルト片岡護シェフ直伝!ブロッコリーのレシピ3品「くたくたにしてソースに」
冬はブロッコリーの甘味が増して、いちばんおいしい季節。そこで、ゆでるだけじゃない、いつもとちょっと違う絶品レシピをご紹介。イタリア料理の第一人者、『アルポルト』オーナーシェフの片岡護さんに、ブロッコリーを使ったレシピを3品教えてもらいました。
緑のソースが絡んで絶品!
イタリア料理にも、ブロッコリーは欠かせない野菜。おいしい食べ方は、「くたくたにしてソースに」とのこと。レシピを元に、さっそく作ってみて!
「イタリアではブロッコリーはパスタと一緒にゆでて、溶けるくらいやわらかくしてソースにします。1/2株くらいペロリと食べられちゃう。ベストパートナーはにんにくとアンチョビー。シンプルだけど驚くほどおいしいパスタに仕上がりますよ」(片岡さん)
ブロッコリー・アーリオ・オーリオ
【作り方】(1人分)
【1】ブロッコリー160g(約1/2株)は小房に分ける。茎は皮をむき、ひと口大に切る。
【2】鍋に水3L、塩大さじ2を入れて沸かし、【1】を入れる。30秒後、スパゲッティ80gを入れ、表示時間よりやや短くゆでる。
【3】ゆでる間にフライパンにオリーブオイル大さじ2、にんにくのみじん切り小さじ1、鷹の爪1本を入れ、強めの中火で熱し、にんにくがふつふつしたら弱火にし、きつね色になるまで炒める。トッピング用ににんにく適量を取り出す。
【4】【3】にアンチョビー3枚、パセリのみじん切り大さじ1、ゆで汁大さじ2を入れ、パスタがゆであがる2分前にブロッコリーを取り出してフライパンに加え、房を潰しながら混ぜる。
【5】ゆでたパスタを加え、パセリのみじん切り・オリーブオイル各大さじ1、ゆで汁大さじ1強を加えて混ぜ、塩・こしょう各少量で味を調える。
【6】器に盛り、【3】のにんにく適量を散らす。
ブロッコリーのチーズ焼き
【作り方】
【1】鍋に水1.5Lを沸かし、塩大さじ1を入れる。小房に分けたブロッコリー1/2株を入れて2分ゆで、ざるにあげて冷ます。
【2】耐熱容器にバター少量を塗り、【1】を並べ、すりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノ(なければ粉チーズ)・溶かしバター各大さじ3をかける。
【3】200℃のオーブンで10分焼く。
ブロッコリーとトマトのマリネ
【作り方】
【1】ブロッコリー1/2株は小房に分け、茎は皮をむき、ひと口大に切る。
【2】鍋に水1.5L、塩大さじ1を入れて沸かし、【1】を入れて2分ゆで、ざるにあげて冷ます。
【3】フライパンにオリーブオイル大さじ3、にんにくのみじん切り大さじ1、鷹の爪1本を中火で熱し、にんにくが色づいたらアンチョビーペースト10g、千切りにしたバジル3枚、パセリのみじん切り・ブロッコリーのゆで汁各大さじ1を入れ、
【2】を加えてさっと炒め、火を止める。
【4】赤ワインビネガー小さじ1、白バルサミコ酢大さじ1強、角切りにしたトマト1/2個を加えて混ぜ、塩・こしょう各少量で味を調える。
【5】冷蔵庫で1時間冷やす。器に盛り、バジル適量を飾る。
教えてくれた人
リストランテ アルポルト オーナーシェフ・片岡護さん/日本におけるイタリア料理の第一人者。2021年春に、イタリア料理の発展と普及に貢献し、政府より黄綬褒章を受章。
住所:東京都港区西麻布3-24-9
撮影/田中宏幸
※女性セブン2022年2月10日号
https://josei7.com/
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