家族みんなが一目瞭然!「見える化」冷蔵庫で食べ忘れゼロに|和ごはん研究家が指南
家族で生活時間が同じでなかったり、世代が分かれていたりすると、冷蔵庫の使い方も違うもの。そこで、庫内を“見える化”して冷蔵庫に何があるかの把握を全員するととっても便利。
和ごはん研究家の麻生怜菜さんが“見える化”冷蔵庫の作り方を教えてくれました。何があるか一目瞭然だから、食べ忘れゼロになりますよ!
誰でもひと目でわかるから、家族みんなが使いやすい
6才と2才の子育てに奮闘中の麻生怜菜さんは、料理は週末にまとめて作り置く派。帰りが遅い夫が自分で温めて食べられるように作られた、バランスのよい総菜がズラリと並ぶ。
「我が家の冷蔵庫の上2段は誰でも勝手に“食べていいゾーン”。どれくらい食べたか残量が見えることが大事なので、作り置きはガラス容器に入れています。パッと見えないと自分自身も忘れてしまうので、とにかく“見える化”を徹底して食べ忘れを防止。また、朝ごはんやおみそ汁を作る食材はそれぞれまとめてセットにしておきます。忙しい朝でもカゴごと出せばいいのでラクなんですよ!」(麻生さん・以下同)
【冷蔵室】目指したのは家族みんなの使いやすさ
家族全員がわかりやすいように、一目でわかるように工夫。ゾーン分けやラベリング、ガラス容器などを使って、開けてパッと見つけられる!
→人気料理家・瀬尾幸子さんの冷蔵庫を公開!食材をおいしく長持ちさせる8つの秘密
●惣菜類:夫用の作り置きはガラス容器に
肉や魚のおかず、野菜の副菜など、作り置きは常に5種類ほど常備。
「『イワキ』のガラス容器ならニオイ移りも気になりません」。
●朝ごはんセット:100円ショップのカゴで「セット」に
朝ごはんやみそ汁など、毎日決まって使う食材は100円ショップのカゴにまとめて入れる。「“朝ごはんセット持ってきて!”と言えば子供でもわかるんです」。
●みそ汁の鍋:鍋ごと入れる場所を確保
みそ汁は多めに作り2日かけて食べるので、鍋を入れる定位置を2段目に決定。
●ピクルス:ガラス瓶でカラフルに♪
ピクルスなどの色鮮やかな食材は100円ショップのガラス瓶に入れると見た目も華やかに。
●だし:冷蔵室で毎朝水出し
干ししいたけや昆布は水出しで毎朝だしをとる。「ポットに入れて、冷蔵室に24時間置いておくだけなのでラク!」。
●スパイス:まとめて迷子防止
常温で保存できるスパイス類も、迷子にならないよう冷蔵室のドアポケットを置き場所に固定。「探す手間がなくなりました」。
●野菜・しらす:野菜はゆでて、しらすは甘酢漬けに
ゆでた野菜はガラス容器で保存。しらすは甘酢に漬けると長持ち。「すべて調理せず、野菜などは下ごしらえだけしておきます」。
●肉・魚:下味を付けて長持ち
肉や魚はパックのまましまわずに必ず下味を付けて保存するように。「魚はしょうゆとみりんに、肉は料理酒に漬けて保存しています」。
→人気料理研究家・松田美智子さんの冷蔵庫を拝見!抜群の収納センスを実現する方法とは?
【野菜室】毎日食べる果物と野菜のみ収納
●上段は果物、下段は野菜で分類
「すぐに作り置き用のおかずを作ってしまうので、野菜室に残っているのは毎日食べる果物やおみそ汁に使う野菜が中心です」
【冷凍室】作り置きが詰まった食材宝庫!
<1段目>ごはんは専用の保存容器が便利
夫用の炊き込みごはんは1食分ずつ小分けにして、『ジップロック』のごはん用保存容器で冷凍。「これだとごはんをおいしく温め直せます」。
<2段目>冷凍したおかずはお弁当に大活躍!
お弁当用の作り置きは冷凍室で保存。「作った日をラベリングして1か月を目安に食べ切るようにしています」。
教えてくれた人
和ごはん研究家 麻生怜菜さん
夫の実家がお寺だったことから精進料理を学ぶ。著書に『寺嫁ごはん 心と体がホッとする“ゆる精進料理”』(幻冬舎)など。
撮影/北原千恵美
※女性セブン2021年3月25日号
https://josei7.com/
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