「アズキバーチンしたよ」…って何!? 高齢の母から来た笑える誤字・誤変換LINE7選
いまネットを賑わせているクスッと笑えるLINEの誤字・誤変換記事。高齢の母、祖父や祖母など介護世代の事例をリサーチしてみたら――。謎の「アズキバーチン」、驚きの「甘エビマスク」ほか、なんでそうなるの!? な爆笑フレーズ7選をお届けする。
アズキバーチンって…何かの攻撃?
「井村屋の『あずきバー』が大好きな母から来たLINE。バーチンって…(笑い)。何事かと思いました」(40代・女性)
お母さんはあまりの固さに「あずきバー」が噛めなかったので、レンジで温めて軟らかくしたそう。食べやすくなったことがうれしくて思わず娘に教えてあげたくなったとか。「あずきバー」を“チン”することを略した「アズキバーチン」なる新たな言葉が誕生!? 若者からシニアまでどの世代にも愛されるアズキバー、5秒くらいアズキバーチンしたらちょうどいい固さになりそう?
手作りマスクの柄が生ものなの?
「手作りマスクを作ることにハマっている母。さすがに“甘エビ”柄はないでしょ!」(40代・女性)
江戸時代に出没した妖怪「アマビエ」はその姿を描き写すことで、疫病の流行を防ぐご利益があるという言い伝えがあり、コロナ封じに効くと一時期Twitterで話題に。流行に敏感なお母さんは、さっそくアマビエをモチーフとしたマスクを作って娘にプレゼントしようと思ったそう。しかし「アマビエ」を「甘エビ」と思い込んでいる母。コロナ封じに甘エビ! 娘を思う優しい母の思いが伝わってくる誤変換LINEにほっこり。
ドラマ好きな母がご機嫌に飲んでいる?
「ドラマ好きの母ですが、英文字の入力ができないようで…。強い酒を覚えたのかと思いました(笑い)」(40代女性)
大沢たかお主演のテレビドラマ『JIN-仁-』を見て感動したお母さん。JINというアルファベットを打てずにカタカナで送ってしまった実例。お酒のジンを飲んでいるのだと勘違いした娘さんは、母が急に大酒飲みになってしまったのかとものすごく心配だったとか。
おかあさん、いつもお疲れ様です!
「介護中って、何かと忙しいよね(笑い)。おかあさん、いつもありがとうね」(40代女性)
働きながら介護もこなす、毎日忙しいおかあさん。会社の会議に出席中、娘からLINE。急いで「かい」と打ったら一番に表示されるのが「介護」と、いつも祖父母の介護を気にかけている母。会議中なら既読スルーしてもいいのだが、どんな時でもレスしてしまう律儀な母の性格がうかがえる。おかあさん、いつもお疲れ様です!
続いて、お笑い好き・体当たり取材を得意とするライター氏家裕子による、創作シリーズ3本をお届けする。
おばあちゃんがゾンビになっちゃった!?
本当は「今、美容院。混んでいて髪切れない」と送りたかったおばあちゃん。漢字を間違いすぎて、「病院を襲いに行くも、人がたくさんいて噛み切れないゾンビ」を連想させる…ウォーキング・デッド風ばーちゃんの誤変換LINEを考えてみた。あるかも!?
孫を励ます熱血じーちゃんの誤変換
大学生の孫に久しぶりにLINEしてみたおじいちゃんの熱意あるエールが、切ない誤変換で孫もびっくり…。
孫に、就職活動の進捗具合を聞きたかったのに、「就活」を「終活」と誤変換してしまったおじいちゃん。「終活」はがんばってやるものではないのだが…。シニア世代にありそうな誤変換ミス?
娘の洋服を着られて嬉しくてつい…
娘の洋服を借りてサイズがぴったりだったことが嬉しくなってLINEしてしまった母。
「着れたよ!」と送りたかったのに、勢いよく「切れたよ!」と漢字を間違ったまま送信してしまったと誤変換。
娘の洋服をそもそもサイズが合わないのに無理して着たら、切れちゃった…かのような切ないシーンと、「弁償してよ!」という娘の辛辣な返信に、何でも言い合える仲良し母娘の関係性を表現してみた。
介護の合間に読んで、ほっこりしてほしい誤字・誤変換LINEの数々…いかがだっただろうか?
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介護ポストセブンでは、介護の合間に読んでクスッと笑える誤変換・誤字LINEを大募集。高齢の母や祖父母、介護にまつわるやりとりなど、気軽にお送りください!
取材・文/氏家裕子
※実話を元に一部設定を変えています。画面は編集部で作成し直したものです。
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