いつものおでんをアレンジ!彩り鮮やか”イタリアンおでん”の作り方
日増しに寒くなり、おでんが美味しい季節になってきた。今年はちょっと趣向をこらしたアレンジをしてみてはいかがですか?
そこで、見た目も鮮やかな『イタリアンおでんを』紹介します。体にやさしい健康食材を使い、食欲がわく味付けで、大満足できますよ!
※レシピは2人分。電子レンジの加熱時間は600Wの場合。500Wは2割増し、700Wは2割減に。
疲れてご飯が作れない。そんな日こそおでんを!
そもそもおでんは、かつおぶしや昆布のだしを基本に、いろいろな具材を煮込んで作るものなので、実は自由度の高い鍋料理なのだという。
「特に大根、トマト、鶏肉、かぶなどはどれも薬膳効果が期待できるものばかり。これらの食材を煮込み、その薬効が溶け出したつゆも一緒に食べれば、食材の栄養が余すところなく取り入れられます」
とは国際中医薬膳師の大友育美さん(「」内以下同)。
今回のレシピは、3~5品と少ない食材で、市販のだしの素などを活用してさっと作れるものを、大友さんがオリジナルで考案してくれた。
「おでんは一晩置くと味がよくしみて、翌日はもっとおいしく食べられます。忙しいとき、疲れて食事を作る元気がないときこそ、おでんを食卓に登場させてみてください」
イタリアンおでんのレシピ
トマトとブロッコリーで彩りも鮮やか!にんにくの香りに食欲も湧く!!
<作り方>
【1】にんにく1片は、芯を取ってつぶす。玉ねぎ1個は芯を残して8つ切りにする。
【2】土鍋にオリーブオイル小さじ2と【1】のにんにくを入れて中火にかけ、香りが立つまで炒める。
【3】【2】に【1】の玉ねぎを入れてさっと炒め、冷凍ハンバーグ(ミニタイプ)6個と、トマトの水煮缶(カットタイプ)1カップ、水1カップを入れる。煮立ったら弱火にして、しょうゆ・砂糖各小さじ2、コンソメ顆粒・塩各小さじ1、こしょう少々を入れて10分煮る。
【4】【3】に、小房に分けたブロッコリー1/3房を入れ、さらに2分煮る。
●栄養アドバイス:トマトには気持ちを落ち着かせる効果が!
ストレスや過労で体に熱がこもると、気持ちまで落ち着かなくなり、不安を感じやすくなる。トマトは体の中に潤いをもたらして熱を冷まし、心を安定させる効果が期待できる。胃腸の健康にも◎。
→美味しい”おでん”を食べよう…基本のレシピと3つ味変トッピング
教えてくれた人
フードコーディネーター・薬膳料理家 大友育美さん
国際中医薬膳師。家庭で手軽に作れる薬膳レシピに定評がある。近著に『おくすり晩酌』(ワニブックス)など。
撮影/菅井淳子 調理・スタイリング/大友育美 取材・文/村重真紀
※女性セブン2020年12月10日号
https://josei7.com/
●管理栄養士の時短レシピ…栄養満点トマトのダッカルビ風|柴田真希さん