新しょうがで甘酢しょうが、しょうがシロップ、紅しょうがを作ろう!|おいしく保存、レシピも紹介|飛田和緒さん
みずみずしくて体にもいい、梅や新しょうがに出合える季節が到来です。いつもより家にいる時間が増えたこそ、「手仕事」を楽しんでみてはいかが?気になる添加物もなし。味の調整も自分次第。じっくり漬けて、のんびり待つ…自家製ならではのおいしさに挑戦を。
旬のみずみずしい時季にそのままおいしく保存
初夏に多く出回る新しょうが。
「傷みやすいので、手に入ったらすぐ仕込むのがおすすめ。新鮮な状態で漬ければみずみずしい保存食が出来上がります」(料理家の飛田和緒さん・以下同)
また、切り方や加える調味料で、味や食感の変化も楽しめる。
「繊維に沿って切ればやわらかな口当たりに。繊維を断ち切れば、しっかりとした歯ごたえを楽しめます」
■新しょうがの効用
しょうがに含まれる辛み成分のジンゲロール、ショウガオールは血流や代謝をアップ。また酢と合わせることでも血流が改善。冷え対策や血圧降下などに効果が。
新しょうがの漬け方、アレンジレシピは以下を参考に!
※保存瓶は熱湯で煮沸したものを使用してください。 ※酢など酸の強い素材を煮るときは、ホーローかガラス鍋を使用してください。
基本の甘酢しょうがの作り方
《材料》(750㏄の保存瓶に対しての量)
新しょうが…500g
甘酢(酢……2カップ、砂糖……1~1・1/2カップ、塩……小さじ1を鍋で煮たて、冷ましておく)
《作り方》
皮付きのまま使うため、黒ずんだ部分などを包丁でこそげ取る。ピンク色の部分は色素となるため切り落とさないこと。
口当たり良く、やわらかな食感にするため、繊維に沿ってスライサーで薄切りにする。
お湯を沸かし、沸騰したら【2】を入れて1分ほどさっと湯がく。
平らなざるに【3】を広げて水気を切り、少し冷めたら軽く絞る。
保存瓶に【4】を入れ、新しょうが全体が浸るまで甘酢を流し込む。冷蔵庫で1年保存可能。