本当においしい骨付きフライドチキン揚げ方|秘密はマリネ液と衣の付け方
お家時間を豊かにする”から揚げ”レシピを料理のプロに聞くシリーズ。最終回は、骨付き肉で作るフライドチキン。アメリカを旅して本場の味をマスターしたという料理家の小堀紀代美さんに教えてもらった。
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【目次】
本場アメリカ式骨付きのフライドチキン
本当においしいフライドチキンを作りたくて、2年前アメリカを旅したときに、10軒以上のフライドチキンを食べ歩き、本場の味を舌で覚えたという料理研究家の小堀紀代美さん。
「最低3時間、じっくりマリネ液に漬けた鶏肉に、衣を2度づけして揚げることでザクッとした豪快な食感を再現。骨なしの鶏もも肉でも作れますよ」
ハーブが香るフライドチキンのレシピ
<材料>(2人分/4ピース)
・骨付き鶏もも肉…2本
・塩…小さじ2/3
・砂糖…小さじ1/4
・白こしょう…少量
・揚げ油(米油)
・メープルシロップ…各適量
【A】牛乳…1カップ ヨーグルト(無糖)…大さじ2 オレガノ…小さじ1
【B】薄力粉・強力粉…各75g ベーキングパウダー…小さじ1/4 塩…小さじ1 粗びき黒こしょう…小さじ2
<作り方>
【1】鶏肉は水気を拭き、関節に沿って包丁を入れて半分に切る。余分な脂を除き、包丁を刺して穴を数か所あける。【2】【1】の身の側に塩、砂糖、白こしょうの順で全体に振り、約10分置く。
【3】ボウルで【A】を混ぜ、【2】を入れる。ラップをして室温で最低3時間漬ける。
【4】【3】の汁気を切って皮をよく伸ばし、混ぜ合わせた【B】をまぶして5分置く。
【5】粉がしっとりしたら、再度【A】に絡め、【B】をまぶして2~3分置く。
【6】鍋に油を入れ、約170℃に熱し、【5】の皮目を下にして入れる。最初の2分間は触らず、時々返しながら8~10分揚げる。網にあげて油を切り、2~3分休ませる。
【7】好みでメープルシロップをかけて食べる。
サクッと揚げるポイントは…
骨付きの鶏もも肉は関節に沿って包丁を入れて、2つに切る。
粉をつけて5分置き、再度マリネ液に絡めて粉を2度づけする。
から揚げの付け合わせ:グリーンサラダ
●自家製ヴィネグレットドレッシングのグリーンサラダ
<作り方>(作りやすい分量)
【1】玉ねぎ(みじん切り)大さじ1、オリーブオイル大さじ3、白ワインビネガー小さじ2、ディジョンマスタード(粒マスタードでも可)小さじ1、塩小さじ1/3を瓶に入れて振り、よく混ぜ合わせる(冷蔵で3~4日保存可能)。【2】器に食べやすい大きさにちぎったレタス適量を盛り、【1】をかけて食べる。
教えてくれた人
料理家・小堀紀代美さん
人気の料理教室『LIKE LIKE KITCHEN』主宰。抜群のセンスと探究心でレシピを追求。著書に『予約のとれない料理教室 ライクライクキッチン「おいしい!」の作り方』(主婦の友社)など。
撮影/菅井淳子
油を少ししか使わないエコから揚げって?
中華料理人五十嵐美由紀さん「かつお節でから揚げ」
※女性セブン2020年5月7日・14日号
https://josei7.com/