お彼岸は「おはぎ」を高齢の親と…介護食おはぎの作り方 動画付き
お彼岸はいつ? おはぎは秋、春はぼた餅
お彼岸にお供えするおはぎ。春はぼた餅、秋はおはぎと呼ばれます。おはぎは、やわらかいご飯を使えば介護食にもぴったり。おはぎを食べるお彼岸は春分の日、秋分の日の前後(令和2年の春のお彼岸は3/17~3/23、秋のお彼岸は9/19~9/25)。今年のお彼岸は高齢の親に3色おはぎ作ってみませんか? 食べやすく見た目も素敵な介護食を提案する『Kamulier(カムリエ)』の管理栄養士さんが、介護食おはぎの作り方を動画でレクチャー(動画撮影/櫻井健司 レシピ提供:『Kamulier』)。
お彼岸に親と食べたい介護食おはぎ3種の作り方
今回のメニューは『おはぎ3種』。 身近な食材を使って見た目もかわいい「おはぎ」の介護食バージョンにトライ。ごまあん、抹茶、かぼちゃの3種の味を楽しめます。
* * *
材料(2人分)
●ごはん
やわらかごはん※1パック(120g)
もち粉 6g
塩 0.6g
水 60g
粉寒天 0.4g
※やわらかごはんは、歯ぐきでつぶせる硬さ。今回は、やわらかく炊き上げた市販の商品を使用しています。インターネットでも購入できます。
●ごまあん
こしあん 50g
黒ねりごま 2g
水 25g
粉寒天 0.3g
●抹茶あん
白こしあん 50g
抹茶粉 0.5g
砂糖 5g
水 25g
粉寒天 0.3g
●かぼちゃあん
かぼちゃ 80g
砂糖 15g
水 25g
粉寒天 0.3g
作り方
●下準備
・やわらかごはんは電子レンジで温めておく。
・抹茶と砂糖はあらかじめ混ぜておく。
・かぼちゃは皮を除き小さく切って電子レンジ600Wで2分加熱し、熱いうちに裏ごしする。
●ごはん
【1】 鍋に水と粉寒天を入れて沸騰させ、しっかり煮溶かす。
【2】 ごはん、もち粉、塩を加えて混ぜる。
【3】 ラップをしいたバットに取り出し、薄くのばして粗熱を取る。
【4】 固まったら6等分する。
●ごまあん
【1】 鍋に水、粉寒天を入れて沸騰させ、しっかり煮溶かす。
【2】 こしあん、ねりごまを入れてよく混ぜる。
【3】 ラップをしいたバットに取り出し、薄くのばして粗熱を取る。
【4】 固まったらボウルに移し、ゴムベラでよくほぐす。
●抹茶あん
【1】 鍋に水、粉寒天を入れて沸騰させ、しっかり煮溶かす。
【2】 白こしあん、抹茶、砂糖を入れてよく混ぜる。
【3】 ラップをしいたバットに取り出し、薄くのばして粗熱を取る。
【4】 固まったらボウルに移し、ゴムベラでよくほぐす。
●かぼちゃあん
【1】 鍋に水、粉寒天を入れて沸騰させ、しっかり煮溶かす。
【2】 かぼちゃ、砂糖を入れてよく混ぜる。
【3】 ラップをしいたバットに取り出し、薄くのばして粗熱を取る。
【4】 固まったらボウルに移し、ゴムベラでよくほぐす。
仕上げ・盛り付け
【1】 それぞれのあんを2等分し、ラップの上に広げる。
【2】 あんの上に固まったごはんをのせて丸く包む。
【3】 冷蔵庫で15分ほど冷やしてお皿に盛り付ける。
ポイント
あんやごはんに粉寒天を加えることでつるんとのどごしよく食べられます。
ごはんとあんを広げるバットには、あらかじめラップをしいておくこと。
※やわらかごはんは、歯ぐきでつぶせる硬さです。やわらかく炊き上げた市販の商品のことで、インターネットでも購入できます。
【エネルギー】244kcal 【たんぱく質】6.7g 【脂質】1.1g 【塩分】0.9g
※栄養成分は1人分です
【介護食の作り方をわかりやすい動画でご紹介!この連載のバックナンバーをみる】
●鮭の旨味とクリーミーな食感がやみつきに!「サーモンのテリーヌ」
●つるんとした豆腐に梅の酸味がマッチ!「葛豆腐の梅あんかけ」
『Kamulier』で開催される料理教室は、どなたでも参加ができます。
参加申し込みは、HP、電話、または直接店舗まで。
詳しくはhttp://www.kamulier.com/shopbrand/ct63/
『Kamulier(カムリエ)』は東京・御茶ノ水駅近く、順天堂大学医学部附属順天堂医院裏手にあります。店舗は、スーパーパティシエとして名高い辻口博啓氏が介護食向けに監修したケーキなどが味わえるカフェとして(ケーキはテイクアウトや地方発送もあり)利用できる他、介護の「食べること」に関わる商品の販売があり、管理栄養士や歯科衛生士など常駐する専門家から、アドバイスも受けられます。
【データ】
Kamulier(カムリエ)
住所:東京都文京区本郷3-2-15 新興ビル1F
電話:03-3812-6036
営業時間:11:00~19:00(月~土)
定休日:日・祝
ウェブサイト http://www.kamulier-gc.jp