時間もお金も節約できる《家事ラクアイテム》「無印良品の5倍巻きトイレットペーパー」「100円ショップの調味料ストッカー」など7選【節約アドバイザー解説】
「最近、家事がちょっとつらくなってきた…」そんな風に感じたことはありませんか?年齢とともに体力が落ち、これまでのやり方が負担になってきたというかたも多いのではないでしょうか。そこで今回は、節約・家事アドバイザーの矢野きくのさんが、実際に愛用している、家事がラクになる便利アイテムを7つ紹介してくださいました。毎日の家事を少しでも快適に、そして無理なく続けていくためのヒントが見つかるはず。
この記事を執筆した専門家
節約・家事アドバイザー・矢野きくのさん
家事の効率化、家庭の省エネを中心にテレビ・講演・連載などで活動。NHK『ごごナマ』準レギュラー他テレビ出演多数。新聞での連載のほか自動車メーカー、家電メーカーなどの企業サイトでコラムの執筆経験も。近年は中高年層の家事アドバイスや家庭でできるSDGsについての講演、SNSでの情報発信でも活動している。著書『シンプルライフの節約リスト』、『「節電女子」の野菜レシピ!』など。https://yanokikuno.jp/
年齢とともに見直したい、家事スタイル
家事がラクになれば…と考える方は少なくないはずです。年齢を重ねて体力が落ちてくると、今までやっていた方法では怪我をしやすくなったりすることもあるので、よりいっそう家事をラクにしたいものです。
それはちょっとした家事道具を替えることで、実現するものもあります。今回は筆者が実際に「ラクになった~!」と実感している、家事がラクになった道具をご紹介します。
「家事がラクになった~」と実感できるアイテム7選
アイテム1:5倍巻きのトイレットペーパー
すごく単純ですが、分かりやすく家事がラクになったのが、5倍巻きのトイレットペーパーです。トイレットペーパーを替えるという作業が5分の1になりました。本品は無印良品の5倍巻きトイレットペーパー シングル4個入り599円。ダブルタイプもあり、筆者は以前は他社のダブルを使っていましたが、せっかくなら作業を5分の1にしたいと購入に至りました。
中の芯もないので、使い切ってから捨てる作業も必要ありません。
アイテム2:使い切りのキッチンスポンジ
キッチンスポンジと言えば、気を許すとカビが発生したりするものです。スポンジ置き周りもそれに伴いカビが発生することも。そんな悩みを解決してくれるのが、使い切りのキッチンスポンジです。画像はニトリのものですが、最近は多くのメーカーで発売されています。
筆者の場合は使い切りと言っても2日から3日で1個使い、取り替える前にシンクから排水口までスポンジで奇麗に掃除しています。
アイテム3:柄つきの風呂スポンジ
風呂洗い用のスポンジと言えば、かつては手に持って使うタイプでした。これは浴槽に身を屈めたりして、シニアになってくると体力的にもきつく、怪我をしやすいものです。
15年ほど前に柄つきのスポンジを発見し長く使っていましたが、ここ数年は柄の先がポンポンタイプのスポンジに替えてより一層、風呂洗いがラクになっています。
ポンポンタイプだと隙間の汚れも吸着してくれてより綺麗に洗うことができます。立ったままで体勢を変えることなく、浴槽、床、壁まで簡単に洗うことが可能です。筆者が使っているのはアズマ工業のもので、柄の部分にマグネットがついているので、使い終わったらスッと壁に貼り付けることができ、それもラクな点です。
アイテム4:シャンプー類を吊り下げタイプに
シャンプーボトルなどを浴室の棚に置くと、底にヌメリが出たり棚の掃除自体も手間がかかってしまいます。おすすめなのが吊り下げタイプ。筆者がいま使っているのは無印良品の「詰替えパウチ用吊り下げノズル」1個390円。無印良品のシャンプー、トリートメントはもちろんのこと、花王の詰替え用でも使えます。浮かせて収納ができ、中身の詰替えをしないでもいいという点で家事がラクになっています。
アイテム5:洗剤類はオートディスペンサー
先述のシャンプーボトルと同様ですが、キッチンや洗面台などにボトルを直置きするとボトルの周りが水浸しになったりと、掃除が面倒になってしまいます。
そこで筆者はボトルを置かないでも済むようにオートディスペンサーを浮かせて置けるように替えました。
まず壁面にマグネットが着くパネルを貼り、そこにマグネット式のラックをつけます。そのラックの上にオートディスペンサーを乗せています。マグネット式のアイテムは、100円ショップなどでも揃えることができます。筆者が使っているオートディスペンサーはプラスマイナスゼロのものです。
アイテム6:水が流れるスポンジラック
以前はシンクの内側にスポンジラックがありましたが、どうしてもスポンジラック周りの掃除に手がまわらず、数日するとカビが生えるというようなこともありました。そこで取り外してしまい、現在使っているのはシンクの外に置けるスポンジラックです。水はシンクに流れるようになっています。
ここでも洗剤はオートディスペンサーに入れ、手を出せば洗剤が出てくるようになっているので、時短で作業ができます。
アイテム7:固まってもほぐせる「揉んでほぐせる調味料ストッカー」
塩や砂糖など固まった調味料をスプーンで崩すという手間が省ける逸品です。ダイソーで1つ110円。振りかけ用の小さな穴と、スプーンが入る大きな開口部の2WAYキャップで、用途に応じて使い分けできるのも魅力です。
今回ご紹介したのは、筆者が道具を替えたことで家事がラクになったアイテムのほんの一部です。世の中にはまだまださまざまな便利グッズが存在しているので、ぜひ「家事をラクにしたい」という視点で探してみてください。