使用済みおむつの徹底防臭テクニック「ゴミ袋は口をねじる」「ゴミ箱は日の当たらない場所へ」【家事アドバイザー解説】
介護中のご家庭で気がかりなのが「使用済みおむつ」によるニオイ問題ではないだろうか。とくに気温や湿度が上がるこれからの季節は悩ましい。不快なニオイはストレスにもつながることも…。今すぐに実践できる“おむつ”に関する徹底防臭テクニックを、節約・家事アドバイザーの矢野きくのさんに教えてもらった。
この記事を執筆した専門家
節約・家事アドバイザー・矢野きくのさん
家事の効率化、家庭の省エネを中心にテレビ・講演・連載などで活動。NHK『ごごナマ』準レギュラー他テレビ出演多数。新聞での連載のほか自動車メーカー、家電メーカーなどの企業サイトでコラムの執筆経験も。近年は中高年層の家事アドバイスや家庭でできるSDGsについての講演、SNSでの情報発信でも活動している。著書『シンプルライフの節約リスト』、『「節電女子」の野菜レシピ!』など。https://yanokikuno.jp/
「ニオイ」によるストレスをためないためにできること
気温が上がってくると、室内の「ニオイ」はより切実な悩みになります。特に在宅介護においては、使用済みおむつの捨て方の工夫で、ニオイによるストレスはグッと減らせると思います。
これからの季節に備えて知っておきたい使用済みおむつの「徹底防臭テクニック」をご紹介します。
使用済みおむつの徹底防臭テク「3つの鉄則」
家事のアドバイスなどでご家庭に伺うと、独特なニオイがすることがあります。多くの場合「ゴミの捨て方」に問題があります。ニオイ対策は、まず「ニオイの元」を最小限にすることから始まります。
1.ニオイの元を処分する
便がついたおむつをそのままゴミ箱に入れるのは、ニオイの元を部屋に放置しているのと同じです。
まずは、おむつに付着した便をできる限りヘラやトイレットペーパーなどで取り除き、トイレに流しましょう。これだけで、ゴミ箱から発生するニオイの強度は劇的に下がります。
2.「くるくる巻き」で空気を遮断
使用済みおむつを捨てる際は、ビニール袋に入れ、口を縛る前に「袋をくるくるねじる」のがポイントです。
・使用済みおむつを袋に入れ、余った部分を細長く伸ばす。
・棒状になった部分を何度も強くねじり上げる。
・ねじった状態でしっかり結ぶ。
こうすることで、単に結ぶよりも袋の隙間が絞られ、ニオイ漏れを物理的に防ぐことができます。
3.仕上げは「防臭専用袋」へ
さらにニオイを徹底して外に漏らさないためには、袋をもう1枚使用するのが効果的です。
最近では、医療・介護向けに開発された高性能な防臭袋が市販されています。袋を二重にする際、外側にこの防臭袋を使用すれば、夏場の気になるニオイもしっかりと封じ込めることができます。
ゴミ箱は「置く場所」でニオイの拡散は防げる
おむつをまとめたゴミ箱は、できるだけ屋外に置くのが理想ですが、その「場所」にも注意が必要です。
ゴミ箱は、屋外の直射日光が当たらない場所や、風通しの良い日陰に設置しましょう。ゴミ箱を日当たりのいい場所に置いてしまうと「ニオイ」はさらに深刻化します。以下のことに注意しておきましょう。
温度上昇によりニオイが増幅…
日光が当たってゴミ箱内部の温度が上がると、バクテリアの活動が活発になり、腐敗臭やアンモニア臭が急激に増幅します。
また、熱によって袋の中の空気が膨張し、わずかな隙間からニオイが漏れ出しやすくなります。
ゴミ箱そのものが劣化してしまう
多くのゴミ箱は樹脂製です。直射日光による紫外線で劣化すると、目に見えないひび割れが生じたり、蓋の噛み合わせが悪くなったりして、密閉性が損なわれる原因になります。
使用済みオムツを捨てるゴミ箱は、屋外の日当たりの悪い場所を選ぶか、室内でも日が当たらない場所やキッチンや浴室など温度が上がりやすい場所は避けましょう。
使用済みオムツのニオイ対策【まとめ】
ニオイ対策は、「元を断つ」「封じ込める」「拡散・増幅させない」の3ステップが基本です。おむつを捨てる袋の結び方や、ゴミ箱の置き場所などちょっとした工夫で、ニオイのストレスを少しでも減らせるとよいですね。
