《終活に関する最新調査レポート》65才以上の男女が実際に取り組んでいる終活「1位は遺品整理」半数が「始めてよかった」と回答
終活とは、「人生の最期について考える活動」のこと。心残りがないようにと早めに終活に取り組もうと思っても、やるべきことがたくさんあって何から始めたらいいのかわからないという人も多いのではないだろうか。すでに終活の準備を始めている65才以上の男女を対象にした調査から「終活のために取り組んでいること」について紹介していこう。
終活のために取り組んでいることとは?
まず、「終活のために取り組んでいることを教えてください」と尋ねたところ、1位が「遺品の整理」で42.3%、2位が「エンディングノートの作成」で30.2%、3位が「家族との終活に関する話し合い」で29.3%という結果になった。
きっかけは「自身の健康や年齢を意識したため」が大多数
次に、「終活を始めたきっかけは何ですか」という質問を行った。その結果、「自身の健康や年齢を意識したため」が72.5%で圧倒的1位に。2位は「相続やお金について意識したため」で28.7%、3位は「家族や親族の影響」で24.2%と続いた。
終活で難しいのは「何から始めればいいかわからないこと」
続いて「終活の中で、最も難しいと感じることは何ですか」という設問への回答では、1位は「何から始めればいいかわからないこと」で26.6%、2位は「法律に関する知識が乏しいこと」で18.7%、3位は「相続や遺言に関する知識が乏しいこと」で18.1%という結果になった。
情報収集は「インターネット」や「TV」から
また、「終活に関する情報取集はどのようにしていますか」と尋ねたところ、「インターネット」という回答が68.3%で1位となり、2位は「TV」で27.2%、3位は「家族・友人・知人」で26.9%と続く結果となった。
今後は「まだ取り組めていないものを進めたい」
次に、「今後、終活で取り組みたいことは何ですか」と尋ねた。その結果、「まだ取り組めていないものを進めたい」という回答が38.4%で1位となった。2位には「今進めているものを完了させたい」27.5%、3位には「家族と話し合う機会を増やしたい」19.3%と続いた。
半数以上が「終活を始めてみて良かった」と感じている
最後は、「終活を始めてみて良かったですか」という質問を実施。すると1位が「良かった」で50.5%、2位が「どちらとも言えない」で43.8%、3位が「非常に良かった」で5.4%という結果となった。1位と3位の回答を合計すると回答率55%を超える形となり、既に終活を始めている65才以上の男女の半数以上が、終活を始めてみて良かったと感じていることが明らかになった。
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以上の調査結果から、既に終活の準備を始めている人の多くが「何から始めればいいかわからないこと」に難しさを覚えつつも、終活を始めてみて良かったと感じていることも判明した。何から手をつけるべきか…と悩む人はまずひとりで抱え込まずに誰かと相談しつつ、自身ができそうと感じたところから始めてみてはいかがだろうか。
【データ】
終活のまどぐち
https://s-madoguchi.jp/
【調査概要】
調査期間:2025年3月6日~3月7日
調査方法:インターネット調査
調査対象:既に終活の準備を始めている65才以上の男女
調査人数:331名
モニター提供元:RCリサーチデータ
※終活のまどぐちの発表したプレスリリース(2025年4月2日)を元に記事を作成。
図表/終活のまどぐち提供 構成・文/秋山莉菜