オンラインでお取り寄せできる全国の銘菓 240年の歴史を誇る銘菓から日本三大まんじゅう他10選
和菓子好きにはたまらない、『あじわい』という広報誌がある。3代もしくは創業60年以上の歴史と、志の高い経営理念を保持する全国82店の菓子店を取り扱った広報誌で、全国のお取り寄せ情報や限定商品など、お得な情報が満載の和菓子界の“ミシュランガイド”なのだ。
誌面だけではなく、ホームページも充実している。公式ホームページ※(https://www.ajiwai.or.jp/)には、『あじわい』に登録されている全国の銘菓がお取り寄せできるコーナーがある。地域別に分類されていて見やすい。
そこで、オンラインでお取り寄せできる全国の銘菓を厳選してご紹介します。
「丸缶羊羹」1本324円~ 五勝手屋本舗
公式HP:https://gokatteya.co.jp/?mode=f1
住所:北海道檜山郡江差町本町38
江戸時代から菓子づくりをしていたが、同店の看板商品である五勝手屋羊羹が誕生した明治3(1870)年を創業年としている。なかでも“糸式羊羹”の最古参でもある「丸缶羊羹」は北海道土産としても大人気の逸品。お茶請けとしてはもちろん、ウイスキーやスコッチにも合う。
「柏屋薄皮饅頭」5個入り793円~ 柏屋
公式HP:https://www.usukawa.com/
住所:本店/福島県郡山市中町11-8
嘉永5(1852)年、初代が営んでいた奥州街道・郡山宿の「薄皮茶屋」で、皮が薄く餡がたっぷり入った饅頭を考案。瞬く間に奥州街道の名物になった。“日本三大まんじゅう”のひとつでもあり、中身の餡はこしあん、つぶあん、好きなほうを選べるのもうれしい。
「柴舟」12枚(籠入り)950円~ 柴舟小出
公式HP:https://www.shibafunekoide.co.jp/online/
住所:本社・横川店/石川県金沢市横川7-2-4
菓子職人の初代が菓子工房として大正6(1917)年に創業。定番銘菓の「柴舟」は、生姜のピリッとした辛さや風味を損なわないように丁寧に砂糖とすり合わせた生姜蜜を使用した小判形の煎餅。うっすらと雪をはいたような白砂糖の化粧引きも美しい。
「越乃雪」16入1296円~ 越乃雪本舗大和屋
公式HP:https://koshinoyuki.official.ec/
住所:本店/新潟県長岡市柳原町3-3
安永7(1778)年、長岡藩9代藩主の牧野忠精が病に伏した際に献上したことで「越乃雪」という名前がつけられた菓子。越後の餅米を使用した寒ざらし粉に、四国特産の和三盆糖を配合した、口溶けがよく上品な甘さのある逸品で、日本三大銘菓のひとつでもある。
「方寸」(ほうすん)4枚入り186円~ 竹風堂
公式HP:https://shopping.chikufudo.com/
住所:小布施本店/長野県上高井郡小布施町小布施973
明治26(1893)年創業の同店初代が創製した、100年以上愛されている干菓子。北海道富良野・美瑛産の赤えんどうを培煎し超微粒に挽いたものに、粉糖と水だけを加えて作られている。パリッとした歯当たりと香ばしさがありつつ、すっと溶ける口当たりのよさが特徴。
「ケンピ」1個入り108円~ 西川屋老舗
公式HP:https://nishigawaya.ocnk.net/
住所:知寄町本店/高知県高知市知寄町1-7-2
土佐藩の御用を賜った慶長6(1601年)年以前より素麺や麩、菓子を製造しており、「ケンピ」は素麺の製法にヒントを得た素朴な甘さの干菓子。御用商人として仕えていた土佐藩初代藩主の山内一豊に献上したのちに、広く一般にも売り出され、現在では伝統の土佐菓子に。
「平治煎餅」小笠16枚540円~ 平治煎餅本店
公式HP:https://heijisenbei.shop-pro.jp/
住所:大門本店/三重県津市大門20-15
歌舞伎の演目などでも知られる『勢州阿漕浦~平次住家の段~』の、“平治の忘れ笠”をかたどって作られた「平治煎餅」は、小麦粉、砂糖、鶏卵を原料にした口当たりのいい逸品。大正2(1913)年の創業以来、時代を超えて愛されている。
「若草」3入681円~ 彩雲堂
公式HP:https://netshop.saiundo.co.jp/
住所:本店/島根県松江市天神町124
明治7(1874)年に創業し、明治中期に、大名茶人として知られる松江藩七代藩主・松平不昧が茶席で使った「若草」を再現復刻した逸品。奥出雲・仁多地方で収穫されるもち米を使った求肥に、一つひとつ手作業で薄緑の寒梅粉をまぶしつけたもので、“萌ゆる緑”が印象的。
「きよめ餅」5個入り900円~ きよめ餅総本家
公式HP:http://www.kiyome.net/sweet/
住所:本家・事務所・工場/愛知県名古屋市熱田区神宮3-7-21
天明5(1785)年頃、熱田神社のそばにあった「きよめ茶屋」にちなんで昭和10(1935)年にきよめ餅総本家を創業。ていねいに炊き上げたこしあんを、つるりとした食感のやわらかい羽二重餅でくるんだ「きよめ餅」を販売したところ参拝客の評判に。熱田の定番土産。
「軽羹」(かるかん)8号1404円~ かるかん元祖 明石屋
公式HP: https://www.akashiya.co.jp/
住所:本店/鹿児島県鹿児島市金生町4-16
安政元(1854)年創業。「軽羹」は自然薯、米粉、砂糖のみで作る蒸し菓子で、薩摩藩、島津家の御用菓子でもあった。ほんのり甘くしっとりとした口当たり。真白く凛とした佇まいと自然薯の豊かな風味は、まさに殿様菓子とも呼ばれた気品ある味わい。
※女性セブン2024年3月28日号
https://josei7.com/
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