100円ショップで発見!デイサービスや高齢者施設の持ち物に使える便利アイテム6選
デイサービス(通所介護)では、食事や入浴、口腔ケア、リハビリ、レクリエーションなどさまざまなプログラムがあり、持ち物には名前をつけることも必要に。週に何度か通うことを考えると、日用品など消耗品は安く抑えたいもの。そこで100円ショップを活用するのがおすすめだ。家事・節約アドバイザーの矢野きくのさんに、デイサービスや介護施設の持ち物に使えるアイテムをセレクトしてもらった。
→デイサービスの超基本【決定版】どんな人にオススメ?社会福祉士ライトさんが解説
100円ショップで揃うデイザービスの持ち物
高齢化にともない介護が必要なかたが日中過ごすデイサービスの利用者は増えています。滞在時には、入浴やリハビリ、趣味のレクリエーションなど施設や利用されるかたの状況によって、さまざまな過ごし方があると思います。
デイサービスで必要な物や準備する物は、人によって異なると思いますが、たいてい日用品やそれらをまとめるバッグは必要になります。また、衣服や持ち物には記名が求められるのが一般的。
こういったデイサービスの持ち物を準備するには、100円ショップがおすすめです。以下でご紹介していきましょう。
【1】歯ブラシなどの日用品
デイサービスの利用時間にもよりますが、歯ブラシやコップ、タオルなどの日用品はほとんどのケースで必要になると思います。一般的な日用品は、たいてい100円ショップで揃えることができます。
【2】お名前シール
デイサービスでは、多くの利用者がいて、似たような物を持ってきているため、持ち物を誰からみても分かるようにしておくことが、いらぬトラブルを避けることにもなります。持ち物だけでなく衣類にもすべて名前を付けておくようにすると良いでしょう。
そこで活用したいのがお名前シールです。必要な大きさにカットしてアイロンで接着させることができるものや、水回りで使うものに名前をつけられるような水に強いネームシールもあります。
【3】お薬ケース
デイサービス滞在中に薬の服用が必要なかたは、お薬ケースが便利です。1日ごとに取り外せるものもあるので、服用が必要な時間帯のところに薬を入れておいて、持って行ってもらうと分かりやすいでしょう。
→入院生活に必要&あると便利なアイテム10選 ダイソーの100円グッズも活用して準備を!
【4】杖掛け
杖を利用していると、置き場に困るということが度々あります。適当な場所に置くと、倒れてしまったり、その杖につまずいてしまったり、何かと危険です。また、倒れた杖を拾おうとしゃがむことが思わぬ怪我につながることも。
ダイソーの『杖ピタっと』は、アダプター部分を杖にはめ込んでおくアイテムで、テーブルや靴箱のようなところに引っ掛けたい場合は、バーを水平に持ち上げて掛けて杖を安定させて掛けておくことができます。
またマグネットもついているので、鉄製のロッカーなどにピタッと着けることも可能です。
【5】伝えたいことを書けるキーホルダー
デイサービスのスタッフのかたや、利用されているかたなど、誰にでもすぐに分かるような場所に必要なことを書いておけるキーホルダーも便利です。
住所や連絡先、絶対に避けなければならないことなどを紙に書いてキーホルダーに入れておき、分かりやすい場所につけておけば、必要なことを伝えることができます。
【6】必要なものだけ入れられる小さいリュック
転倒などを考えても、やはりシニアの方のカバンはハンズフリーになるリュックがおすすめです。
大きめのリュックは必要なく、デイサービスに持っていく必要なものだけを入れられるサイズならば、体の負担にもならないでしょう。
写真はダイソーで300円(税込330円)のもの。サイズは約 幅22cm、縦 30cm、奥行き14cmとコンパクトでありながら、必要になりそうなものは十分に入るリュックです。
※紹介したものはリュック以外はすべて100円(税込105円)。
***
今回ご紹介した以外にも100円ショップには日用品から衣類、シニア用品など幅広く扱っていて、思わぬ便利グッズなどに出会えることもあります。必要なものがでてきたら、まずは100円ショップを覗いてみるといいですよ。
執筆
家事・節約アドバイザー・矢野きくのさん
家事の効率化、家庭の省エネを中心にテレビ・講演・連載などで活動。NHK『ごごナマ』準レギュラー他テレビ出演多数。新聞での連載のほか自動車メーカー、家電メーカーなどの企業サイトでコラムの執筆経験も。近年は中高年層の家事アドバイスや家庭でできるSDGsについての講演、SNSでの情報発信でも活動している。著書『シンプルライフの節約リスト』、『「節電女子」の野菜レシピ!』など。https://yanokikuno.jp/